のりログ

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YAMAHA『XMAX250』レンタルして試乗した感想

先日の無茶ツーリングで腰をいわした著者です。

ぶっちゃけ発症に2日かかって(!)治るのに3日かかりました。

寄る年波の感…‼︎

 

腰痛を必死こいて治して、YAMAHAのXMAX250をレンタルして試乗してきました。

よかった…予約日までに腰痛が治って本当によかった…(*^^*)

 

https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/xmax/img/xmax_gallery_001_2020_004s.jpg

XMAX - バイク・スクーター | ヤマハ発動機

 

自分用の備忘録も兼ねて感想をまとめます。

 

 

貸出元は『レンタル819』

アクセスが良かったのと、乗ってみたい車種の展開がいくつもあったので、

こちらにお世話になりました。

www.rental819.com

最短で4時間から借りられて、8時間、24時間、それ以上、と様々選ぶことができます。

 

自分は8時間コースで申し込みました。

4時間コースと料金差がかなり小さかったのと、のんびり乗りたかったので。

 

ちなみに8時間の上が急に24時間になるのは、店舗の営業時間によるものだと思います。

開店から閉店の時間尺で貸し出せる上限が8時間だから、それ以上になると営業日を跨ぐので24時間の貸し出しコースになる、と。

 

店員さんに言われたのは、

「ツーリングで使いたいなら24時間のコースでツーリング出発の前日営業時間ギリギリに借りてもらって、そうすれば翌朝の早くから出発していただけますよ」

とのことでした。

慣れた車輌なら、それもアリですね。

 

問題は

  • 一晩だけだが安全にレンタル車輌を保管できるのか
  • 店舗に預けた自前のバイクはちゃんと管理しておいてもらえるのか懸念有り(私が利用した店舗は多分屋外のオープンなガレージに置かれる)

ぐらいでしょうか。

 

4時間では短く、8時間で十分事足りる

自分に合うバイクかどうか、実際乗ってみてどんなことを感じるのか。

今回はゆっくり出来そうな8時間のコースを選びましたが、結果これで正解だったなという感じでした。

なぜならワタクシ、250ccのスクーター、ビクスク公道デビューの日だったからです。

二輪教習車は公道に出ることないんでね。

今日はちょっと緊張感ありましたよ。(地元を走ってただけだけど、プロテクター全身装備してた)

 

その辺を試すためには、自分の場合は4時間ではちょっと時間が短いかも?と予期してのコース選択でした。

で、案の定、8時間でちょうど良かった。

 

元々は、遠方に繰り出すのもアリかな〜とか考えていたのですが、

レンタルバイクの店舗から、まずいつもの会社出勤ルートを走りました。

 

一番走り慣れている道だから、比較検討がし易いのではとの判断からそうしたのですが、

これが案の定、

アスファルト表面の凸凹に対する車輌の反応とか、体感とか、

加速性能とかブレーキの感覚とか、足付きの感覚とか。

感覚的にどこがどう違うか、専門知識の乏しい自分でも気がつくことが多い気がしました。

 

で、途中の喫茶店でモーニングしたりして、地元の単発?な峠道でヘアピンカーブ走ったりして、

休憩。

家族にバイクを見せに行ったり、写真を撮ったり撮ってもらったりしているうちにランチ。

ティーブレイクも挟んで、バイク談義(ほぼ独り言)をして、

ゆるりと昼寝。

 

ヤベェ寝過ぎた!!と飛び起きて準備、プロテクター入りの重量級衣類を身につけて出発。

わりとスイスイ走れる大きな通りを東にグングン走って、ちょっと南下して、

今度は別の、グングン走れる公道を西にズンズン走って、またちょっと南下して、

東にブィーンと戻りながら、給油を済ませてバイクを返納しに店舗に向かいました。

日常的に走る車道で、マイペースに試乗が出来ました。

 

のんびり休日を過ごして、初めてのバイクも試せて、家族の意見も聞いてみたりして。

レンタルする前は、借りたからには沢山走らせなきゃ勿体ないのかなーとボンヤリ思っていたのですが、

こういうのんびりしたレンタルの仕方も大いにアリだなぁと思いました。

 

乗り慣れている車輌なら遠出も事前予測が立つので、いつかはレンタルバイクで走り回ってみたいという夢もありますが!

先述の通り、初めての250ccだったので、この程度でちょうど良かったかなと思います。

 

『XMAX250』の感想

思ったことをつらつらと述べます。

ちょっと事前の期待値が高すぎたかなーと思います。

愛するNMAXの兄貴分やという名目で、ちょっとXMAXのイメージを美化し過ぎていたのかな?

 

試乗したXMAX250の詳細は以下の通りです。

ヤマハ XMAX(2018年式)車種詳細|レンタルバイクに乗るならレンタル819

 

ちょっとだけ古い年式の『XMAX250』でした。

現物は横転の際の傷とか、煙草の跡!?とかついてて…ぴかぴかではなかったけど、

全然問題なく乗れました。

ところでレンタル車に煙草の跡つける客って控えめに言って最悪ですね☆

 

車重179kgは重いのか軽いのか

私が教習車でヒイコラ言ってたのが250kg超のSilverwingGT400ですが、

https://www.honda.co.jp/SILVERWING/photo/01/image/photo.jpg

やっぱりそれに比べると超軽い。

停車中の取り回しもまぁまぁ余裕を持って出来ました。

SilverwingGT400の取り回しは、教習所ではもう恐怖の行いでしかなかったから…笑

一番バランスを崩し易い停車中の取り回しがラクなのは、ものすごい良いところです。

リアの羽が握り易いのも大きな理由かも。

 

一方、現状ワタシの足になってくれているNMAX125と比べると、やはり重い。

この重さにより走行中の車輌の安定性が抜群に向上します。

取り回しでは重さが気にならないのに、運転の真っ只中では「重くてエェなぁ」という感覚になる。

これすごいね!!

軽量な二輪車で超距離を走行するのがハードな行いであったことが今更しっくり理解できた。

 

norikorori.hatenablog.com

 

路面から受ける衝撃が段違いすぎる。

 

欲しい軽さと重さが両立してる印象で、単純に感動させられました。

良いバイクだ〜!ってベタ褒めする人がいるのがよく分かる。

 

スピード性能の高さと制動力の心許なさ

街乗りで走り回った中で思ったのは、街中の法定速度を超えた辺りでグンと車体が安定することでした。

というか、普段NMAXに乗っている時もそうなんだけど、

車体が安定する速度っていうのがあって、

NMAXの場合は、自分の体感的に時速60kmぐらいが走りやすくて快適で、

XMAXの場合は、それを感じたのが時速70kmくらいでした。

ほんまバイク作ってる人らってスゴイね〜。これ狙って制作するんでしょ?(多分)

 

もちろんこの法定速度ぶっちぎり、出そうと思って出した速度じゃないんですよ。

信号変わって先頭で、ホイってアクセル回したら秒で出たんですよ、時速70kmが。

いや、「あ、良いねー安定するねー」って思ってフッとスピードメーター見たらそれよ。

びっくりしてアクセル加減したっちゅーねん。

これやから乗ったことない高排気量はもう…楽しかなんわぁ。

法定速度で街中走る分には250ccで既にオーバースペックですね。やっぱり。

(今回は高速道路を走行する機会はなかったので、時速80km超の高速域は未体験です)

 

一方、制動力の物足りなさが目につきました。

車重がまぁまぁあることも関係しているのかな?と恐る恐る走行していたのですが、

 


走りとスタイルのクロス。血統と革新のクロス。『YAMAHA XMAX』 〜インプレトーク

 

このYoutuberさんが似た意見を述べられてたので、「同じこと思った方いるんだー」と。

(多分、動画内で語られているXMAXは生産時期が違うものだが)

 

後輪ブレーキは「効いてる実感」が体感できるほどあるんですが、

前輪ブレーキは「ん?いらっしゃる?」(そらもちろんいるが)って具合でした。

 

制動力の要は前輪ブレーキかな?と自分は思っているし、

もちろん操縦の上で後輪ブレーキは多用するから効きが良いに越したことないんだけど、

街中を走る分には、制動力に安心感がないのはちょっと辛い。

こちらの読み通りに前方車輌が動いてくれなかった時とか、歩行者が飛び出してきた時とか、

止まれなかったでは済まされない。

 

後輪ブレーキを扱うのが上手くない、そもそも感覚的に後輪ブレーキの便利さが分からない人が乗る分には、

旨みが薄い、というか、

前輪ブレーキ頼みで制動かける癖がある運転者だと、結構危険な乗り物なのかも?と思った。

(そもそも普通二輪以上の免許を持っている運転者が後輪ブレーキの扱いに習熟してない事態があるのか?という件は置いておいて)

 

高身長の足長・腕長マンに生まれたかったことを再認識

噂通りの足付きの悪さでした。

身長161cm、股下長さ不明の私で、シートにお尻をしっかり載せてしまうともうゼッタイに足がつかない。

信号停車中は、シートの前方に腰ごと移動して爪先ツーン状態にならないと車体が安定しませんでした。

 

XMAXの車体をちょっと傾けて、片足を地面に突っ張って、ブレーキで補助して停車姿勢をとることも出来ましたが、

これずっとやるんシンドい。

 

走行中はシートにグッとお尻を預けて、停車中は前方に腰をズラして爪先ツーン。

これの繰り返しが煩わしくなければ、高身長の足長でなくても乗り続けられるバイクなのかな。

私は正直、煩わしかったし、自分にとっては長距離走行でこれやるのは無理なのがハッキリ分かりました。

 

ほんでコレは後から気づいたんやけど、ハンドルとシートの距離を近づける調整設定が、ハンドルの方で出来るそうですね。

これ知らなかったから、「ちょっとハンドル遠くて背中つらいなー」って途中からなってました。

もし次にXMAXに乗る機会があったら、是非ともハンドルを寄せた状態で跨ってみたいところです。

 

えぇなぁ。うちも身長180cmとかなってみたいなぁ。

月イチくらいでエェけど。

 

スマートキーをスマートに使えない件

四輪車でもスマートキーなんて使ってないようなジブンです。

慣れない。

 

ほんでなんなん。XMAXのスマートキーはちょっと束縛が強い感じなん。

ほんまもう数十センチ離れるだけでピッコピッコ鳴る。鳴り続ける。

切れと。ちゃんと車輌の何某か(覚えてない)を切れ、と。

これは好みやろうけど、私としては「なんやな何が気に食わんにゃな」って面倒でした。

 

あと、スマートキーをメットインに放り込んでウッカリ放置⭐︎とか普通にやりそうで怖い。

まぁこんなんは所有して乗り回せばユルユルと慣れることなんでしょうけどね。

 

メットインが最早いち個室の感

広い…。

あまりに広い…。

良い…。

これが為に足付き悪くなっているのが許せそうな勢い…。

メッチャ買い物に行きたくなるやん。こんな大きいメットイン

だーからスクーターが好きなんよなー。

 

ただちょっと気になったのは、メットインの蓋が開きにくい印象があったこと。

オープンの操作をしてから、それで開いたのかどうかも外から見るに分かりにくいし、

実は全く開いてくれなくて往生した場面が何度かありました。

マジで開かなかったんですよ、ガソスタで。

これは一瞬、本当に焦った。

 

個室だから…

ちゃんと開けてもらうのに特定のマナーがいるのかな?

礼儀作法的な…?

まぁ出来たら気前よくポンポン開いて欲しいとこですね。

単に不便なんで。

 

最後に

矢も楯もたまらず買いに走りたくなるほど、自分にグッとくるバイクではありませんでした。

が、

大柄なのに乗りやすく取り回しやすく、そしてカッコいいデザインはやっぱり良かった。

何かもう少し、ハートを鷲掴みにされるバイクだったら本気の購入検討モードに入ったろうな。

 

今後の展開が楽しみですねー。

2021年モデルとかも多分出るよね?

いやいや、全然違うシリーズラインで軽量ビクスクが出るというのもエェけど。

 

ところで、

後から気づいたんやけど

 

NMAX125でさえ爪先ツンツンでしたわ。

そらXMAXの足つきがエェわけねぇわ。

 

(NMAX125はより軽量なのと、もう慣れてしまっているから、

体にあまり負荷がかからなくて意識してなかっただけっぽい。)

 

今後も引き続き、色んなスクーターをレンタルして楽しみたいと思います!

 

以上です。