のりログ

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コロナで使い道の激減したリップを塗るようになった件

もともとトクベツ☆な時にwktkぬりぬりしていた鮮やかリップ…

新型コロナの流行で、顔面を晒す機会と共に、

そもそもリップをばっちりキメたいトクベツ☆なイベントが激減した…。

 

じゃあフツーの毎日をスペシャルにしよ~ってマスクの下にぬりぬりしたって、

濃いリップほどマスクに激しくべちゃあ……悲しみ…。

 

そんな使い道が分からなくなってしまったリップを、

このところ時折ルンルン塗ってる!

自分なりの楽しい使い方を見つけてゴリゴリ塗ってる!

って話。

 

 

マスクの下に仕込むリップは誰のため

ひさしぶりに会った旧友が、マスクの下にリップを塗りながら言った。

「やっぱリップ塗ってるとテンション上がるや~ん?」

 

うんホンマ……SO・RE・NA!?

 

元より美意識の高い彼女は、オシャンティーマスクの下にデパコスリップを仕込み、

マスクと顔面の間に百均で購入したインナーマスクを挟んでいた。

 

←こんなの。

 

しかもそのオシャンティーマスクは当日のファッションに映える色味でめちゃマッチング…

さすがやなぁ~と感心しました。

意識たけぃ。

 

一方のワタシは、マスクから露出してるとこだけお仕上げした省エネフェイス。

 

ぬりぬりして、口をんまんましてる友人を見ながら、

「えぇなぁぁぁ…私もやっぱり塗りたいなぁ…テンションあげたい…」

と、強く思いました。

 

日常の盛り上がらぬ気持ちを鼓舞!する鮮やか口元

あかん元気が欲しい…ってとき、どなたでもあられると思うんですけども。

 

ふと、平日の夕食後、

独居の部屋で食器洗いを躊躇うご気分だったときに、

どうにかして自分にヤル気を起こさせなければ…!!!

と、思いながらYoutubeをぼんやり見ておりました。

 

ちょうどその頃は(ほんのつい最近の話ですけど)気分の浮き沈みが激しくて、

マッチングアプリで知り合って良い感じだった人と急に疎遠になるわ、

仕事でも上手くいかんわ、

ダイエットも上手くいかんわ、

実家の家族ともモメるわ、

体調も悪いわ、

もーう自分の心境がぐっちゃぐちゃでした。

 

余談やけど、こういう状態の人にホルモンバランスがどうとか言うのはホンマ邪推やし、実際そうやとしても(私の場合そうやけど)渦中の人間にはそんなん関係ねぇ取り敢えずシンドイねん!状態やから、なんも言わん方が良いよね…余談です…。

 

こういう時は、自分は何に幸せを感じて、何に気分を害するのか整理した方がいい。

そう思い立って、なんでもないノートの見開きに、

左側は『気分が良くなること』、右側は『気分が良くなくなること』

それぞれ書き出す作業をしてたら気分がふむふむと落ち着いてきて。

 

気分が良くないのが辛いなら、

気分の良くなることを率先して行って、自分の機嫌を良くするのが得策だよね…と、

黙々と書き出したリストを眺めました。

 

そしたら目についた、『気分が良くなる』リストの中段にある、

『リップを塗る』の文字。

 

もしや、こういう時なんじゃね?

こういう時なんじゃないでしょうかね、自分のテンションを上げるために塗るのは!!!

 

というわけで、

食器洗いをする元気も出ない平日の夜、

デパコスの派手リップを自宅でぬりぬり、

鏡を見ると、血色がよく見えるようになった自分のお顔。

テンション………あげ!!!

いざ食器洗い!!!&雑家事!!!

 

なんかバキューーンンンンってくらいに派手なリップを塗ってると、

急にイイ女になったみたいな気分で、

「食器洗い?余裕ですけど?」

って、日常の必須雑用を流麗にこなしてやろうじゃないか!って気概が湧くのでした。

 

しかしなんて単純なんだ自分…。

 

最後に

難なく日常のアレコレを過ごせるうちは、自宅で誰に見せるでもないド派手リップを塗って自らを鼓舞する必要もないんです。

ふつーの時なら、ふつーに出来るのです。

 

でもどうしても気分が落ちるときはあるし、

「よしよし元気出して。」とか都合よく言ってくれる誰かとか、都合よくはいらっしゃらない。

 

それに、コロナ禍でめっきり出番の激減したリップを有効活用できていると思えることは、

なんかすごく気分がよくて、

キミたち、出番だよー!って、

かつて大事に塗っていたリップたちを改めて大事にできているように思えます。

 

そして久しぶりに派手リップを塗布して分かったことは、

年を重ねるほどに冴えなくなる顔面に、鮮やかなリップがいかに活力を、彩りを与えてくれることか、ということ。

 

いつか、外で口を覆う必要のなくなる未来をほんのり夢見つつ。

 

ド派手リップを気持ちの御守りに大切にしたいなと思います。

 

以上です。