のりログ

好きなことを好きなように、出来得る限り好きなだけ

バイク横転の悲劇と『引き起こし体験』を逃した話、からの教習所再入所の話

タイトル長いな。

でもそのまんまの話。

 

 

悲劇は突然に

あまりに暑すぎた2020年8月X日…

…いや、正直に言います。

日付、覚えています。

 

忘れちゃおうと思ったのに、当日の晩にYouTube見てて知ったんだよね。

その当日というのが、”バイクの日”とかいう日だということを!

 

すな!

なんでもかんでも「記・念・日♡」みたいにすな!!!

(八つ当たり以外の何物でもない)

 

はい。

私がちょいなちょいなと大事にしていたスクーターをすっ転がしたのは

バイクの日、8月19日でした。

 

またこれ、アホな思い出作ってしもたね…。

アホ過ぎ。

 

現場について

ごく時々に行くコンビニの駐車場でした。

 

その日の昼間は本当に暑くて、バイクに乗ってたら暑くてたまらず、休憩したくなったのでした。

 

真夏の炎天下でのバイク乗車限界は、私の場合、今年は1時間ほどでした。

1時間でも、熱中症気味になってしまうので…それ以上長時間に渡って運転すると危険。

 

今更やけどホンマ暑かったな今年…。

 

さてそのXデー。

 

目的地を目前にしたところで、暑さで朦朧としていた私は、

コーヒー休憩をしちゃおうと思いつき、そのコンビニへ。

 

現行乗り回しているスクーター、NMAX125に乗ってそのコンビニを訪れたのは、

初めて

だったんですよね…。

 

だからウッカリ気づけなかった。

時分が駐車したスペースが、緩やかな傾斜のある地面だったことに。

 

すぐにズルっと傾いてくれたら、「この駐車では具合が悪い」とすぐに理解できたのだろうけど、

数分間ほどは安定してスクーターもすっくと立っていたので、

全く気づけなかった。

 

あぁ口惜しい!

 

悲劇の瞬間はこっそりと

サイドスタンドを降ろして、

悠々とコンビニ店内でアイスコーヒーを機械抽出してる最中に、

「お姉さん、倒れてんのあんたのバイクとちゃうか?」

と、見知らぬおっちゃんに声をかけられました。

 

衝撃を受けて店外に走り出たら、

NMAX125、

ズデーンと、

コケたはりました…。

 

まず頭をよぎったのは、横転の原因はなにかということ。

 

コンビニの店員さんに頼んで、監視カメラを見てもらったところ、ひとりでに横転していたということでした。(店員さん確認してくれてありがとうございました)

 

誰かにやられてコケたんやったら、もうわたしリベンジャーと化すとこやったよ。

良かった。(?)

 

声かけてくれたおっちゃんのジェントルな親切

「あぅ」やったか

「うそ…!!」やったか

「えぇぇぇ!?」やったか

なんかうにゃむにゃ言葉にならずにおる私を見かねたのか、

声をかけてくれた当のおっちゃん、NMAX125を引き起こしてくれはりました。

 

「ありがとうございます」「すみません」とぺこぺこ伝えました。

おっちゃんはそれを見て、自家用車に乗って去って行かれました。

 

サイドのウィングプロテクターは片方もげて、ガソリンも漏れてて、なかなか見た目に惨劇でした。

アスファルトに打ち付けられた側のカウルも、やはり傷を負っておりました。

しっとりマットなボディーについた無数の傷に自分が傷心でした。

 

f:id:norikorori:20200901180559j:plain

持ち主の不注意により、見目痛々しいことになったNMAXちゃん

しかし

 

その痛々しい見目に衝撃を受ける一方で、私の頭に浮かんでいたのは、

「貴重な引き起こし体験をし損ねた…」

という気持ちでした。

 

引き起こしの機会に恵まれない現実

えぇことやけどな。

横転なんかしたら痛いし、ほぼ怪我確定やし。

大事なバイクの見た目に傷がつくことほぼ間違いなしやし。

 

コケんとこう思いながら運転してますよ。当たり前やけど。

 

でもね、いざという時が来てしまった場合、自分のバイクを引き起こせるのかどうかは結構大事だと思うんですよ。

 

たとえば、交差点の真ん中とか、車道で横転させてしまった場合。

まわりは運転走行中の車やバイクばっかりだろうから、

もう自分でなんとか引き起こして、

移動するなり

路肩に退くなりしなければならないわけです。

もしかしたら親切な誰かが助けてくれる可能性もあるけど、そんな棚ぼた餅を充てにしてはいけない。

そんな餅あらへん可能性のほうが高い。

 

なんなら、横転したバイクを持て余してモタモタしているうちに、

前方不注意もしくは車間詰め過ぎの四輪に轢かれるか、

他の二輪を巻き込んでしまう可能性も、あるっちゃある。

 

NMAX125の車重は127㎏(公式)です。

自分はこの車体を引き起こすことが、果たして独りで出来たのであろうか…?

真相は不明です。

自分で挑戦する前に、親切なおっちゃんが引き起こしてしもたから。

 

以前まで乗ってた原付(車重80㎏程)は引き起こせていたので、全く無理でもなさそうだが…。

 

かと言って、

引き起こしの可不可を診断するためだけに再び横転させるのなんてゼッタイ嫌!やし、

わざわざ路上で横転しに行くのもゼッタイ嫌!やし。

 

有難がらなあかんのに、素直に有難く思えなかった。ちょっと申し訳ない。

 

『引き起こし』の教習体験あったりなかったり

普通二輪以上なら、あるはず?です。

小型AT限定の私の場合はありませんでした。

でもインターネットを見るに、女性の場合は小型でも引き起こし体験をさせる場合があるとかなんとか…

いや、

男性にもさせろよ。

たぶん身体的にムリ松な男性も中にはおるやろ。たぶん。

 

「バイクに一切乗ったことがありません!」って方には、入所前に体験させはるのかもしれませんね。

 

それはさておき、私の場合、

小型二輪AT限定の教習を受ける際に、引き起こしをする機会は特にありませんでした。

その時点で50㏄スクーター歴9年で、125㏄ならまず引き起こせないことはないだろうと、自ら思っている節もありました。

その当時通っていた教習所では、小型二輪の引き起こしは特にさせていないようでした。

その代わり、足つきチェック等の確認はありました。

 

ズッコケたおして運転の経験値を磨いていく猛者もいるでしょうけど、

転倒すなわち怪我・事故のリスクが免れないことから、

ドンドンこけて上手になろう!とは言えないし、私もそんなこと出来ないし。

 

コケることに抵抗のない方々というのは、運動神経に自信のある人たちなんだろうかね?

あんな風にコケたやの、こんな風にコケたやの、楽しそうに喋ってるバイク乗りさんを見るとゾーっと震える。

運動音痴の我が身からすると、リスクが妄想され過ぎて恐怖でしかない。

 

転倒したらその都度に引き起こしをしなければならないだろうし、

よく転倒するバイク乗りは、よく引き起こす機会があるんだろうか?

 

なんかどう尋ねたらよいものやら分からんので、訊いたことはないんだけど(笑)

 

教習所で『引き起こし』体験!

先述の出来事とは全く関係なく、実は最近、教習所に再入所しました。

 

今回の入所目的は、『普通AT二輪』です!

小型AT二輪を取って乗り始めたら、大きいのも乗ってみたくなってしまったんですよね…。

バイク楽しいじゃん!って。

 

で、今回もAT限定にしました。

MTのバイクは私にとって観賞用です。

 

はい。それについてはいずれ冗長な記事にまとめることだろうと思いますので、

ここでは割愛。

 

入所受付前に”400㏄バイク”とふれあい♡タイム

入所にあたって、

「AT400のビッグスクーターとはどんなものかを必ず体験していただきます!」

と、教習所の方からズビシ!と言われました。

 

「本当に普通のATでいいんですね?本当にいいんですね?」

と担当職員さん、何度も尋ねられる。

職員さんの仰ることには、

  • 男性でも根をあげる方は結構いる
  • こんなに重いなら先に言えよ!と後からキレる受講生が時々いる
  • MTで受けておけば良かった…と後悔する方も多い
  • なによりふっつーに400㏄スクーターはマジで重い

 

そしてお目見えした400㏄スクーターちゃんがこちら!!!

https://www.honda.co.jp/SILVERWING/photo/01/image/photo.jpg

Honda | バイク | シルバーウイングGT <600> <400>

 

ふむ…。

不安しかない。

(笑)

 

①サイドスタンドを立てたり外したりしてみよう

バイクの左側に立ち、サイドスタンドを操作する体験。

この時点で重い…!!

 

②センタースタンドでバイクを立たせてみよう

足の内側をバイクの側面に沿わすように、つまりスゴいガニ股でスタンドを踏み込んで立たせるよう言われました。

うおりゃっと掛け声つきで挑戦して、無事成功しました。

めっちゃ褒められた。

 

え、これ褒めてもらえることなん。嬉しいけど今後が怖すぎ。

 

③センタースタンドを解除してみよう

自ら立てられたんですから、解除することも出来るには出来たけど…

これが一番怖かったぁぁぁぁ。倒しかけた。

というか、自分が上半身をバイクに持ってかれそうになった。

重量級、恐るべし!!

 

④足つきチェックしてみよう

思ったより車高が低かった。両足がっちりペッタリ地面についた。

問題なし。

 

④倒れたバイクを引き起こしてみよう

「じゃ、引き起こし用のバイクに替えますね~」

え!?バイク替えんの!?って驚きつつ、ちょっとホッとした。

この400㏄スクーター引き起こすんかぁ~…無理かも~って思ってたから。

(帰宅してから調べたら車重250㎏ほどもありました。)

 

で、引き起こし体験をしたのはこちら。

https://www.honda.co.jp/content/site/www/news/pc/2017-new/2171123/_jcr_content/par_news-body/newscolumn/par_news-col-1/newsimage.img.jpg/1574678530396.jpg

Honda | 普通自動二輪教習車「CB400 SUPER FOUR(教習車仕様)」に法規対応を施して発売

おそらくこの車種の、引き起こし教習用に置いておかれている、

ズタズタになった可哀そうなバイクでした。

 

これも問題なく出来ました。

たしかに大分こちらの方が軽いわ…。(調べたところ、50㎏超は軽い)

 

400ccスクーターとふれあった結果

無事、入所の運びとなりました。

まぁ特段の問題がなければ金さえ払えば入れるわけだが。

 

問題は卒検通過できるかだよね!

心配!

頑張るしかない!

 

最後に~引き起こしは出来るに越したことはない~

大事に乗っている方ほど、ご自分のバイクを引き起こしたことはないはずです。

だって横転させることがないだろうから。

でもこれはホンマ、実際は結構なリスクです。

 

座布団とかマットとかを敷いた上にそっ…と倒して、

そこから引き起こす自主練なんかをされている方もいらっしゃるかもしれませんが、

私はついぞ今までそんな練習をしたことはないし、これからも多分しないと思う。

バイクを傷つけるリスク無しで練習できるならばいいけど、

おそらく傷つけると思われるので、もったいなくて出来ない。

 

教習所で行われる四輪のペーパードライバー教習みたいに、

運転にまつわる色々なスキルを小分けで教習できるサービスがあればいいのに。

引き起こし練習、~100㎏コース、~150㎏コース、200㎏超コース、とか。

コーナリングおさらい、とか。

本人が気づいていない未熟な部分を指導してもらえるお任せコースとか。

 

これから人口減少で教習所も経営が大変になるかもしれないし、

そういったサービスも出てくるといいなぁ。

運転スキルを向上させたいと思っている人にとっては、嬉しいサービスなのでは。

 

二輪の教官の運転って匠過ぎてめっちゃ勉強なるもんね。

見てるだけで学びがある。

 

今回は入所受付に際して最終確認としての「引き起こし」体験でしたが、

指導員のもと、やり方を指導してもらえる機会に恵まれたのは有難かった。

勘所を知るというのは本当に大事。

車種が全然違うんだけど(笑)こんな感じなんだなって手応えが掴めました。

 

来週から、上手く運べばたった2日+卒検で終わってしまう二輪教習ですが、

多くを学んで今後に活かしたいと思います。

 

限定解除ということで、いきなり二段階から(!)のAT教習やし、

もう引き起こし教習は残念ながら無いかな…。

 

言うてみよかな。

教官の先生に「引き起こしの自主練って、良い方法ありますかね?」って。

 

楽しみー!!!

最近は楽しみ過ぎて、有酸素運動したりプロテイン飲んだりしてる!

(筋トレの方が必要じゃね?と思いつつ筋トレ嫌いだからやってない)

 

以上です。

お読みいただきありがとうございました。