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普通AT二輪免許を限定解除で取得する記録~その⑤ついに卒検に合格するの巻〜

いやぁ…ついに、ついに!!!

卒検合格しました!!!

 

これまでの話は以下の記事に駄弁っております。

 

norikorori.hatenablog.com

  

norikorori.hatenablog.com

 

norikorori.hatenablog.com

 

norikorori.hatenablog.com

  

まさか通ると思わなかった自分と、

いや通るやろ普通にやれば、と思っている自分が、

未だに心中で親和せんのは…なぜ?笑

それぐらい、なんかこう…霹靂やったんやろうか。自分としては。

 

では、ついに卒検合格に至った顛末について書きます。

 

 

卒検トライ①華々しい一発不合格をキメる

なにが良くなかったって、卒検当日は2週間ぶりの教習車の運転でした。

さらに間の悪いことに、前日までの台風直撃でバイク自体に乗ってもおりませんでした。

コンディション的にはわりと最悪だったのか…?

 

走者順はまさかの最後で2時間半の待ちぼうけ

走者順は配属された班の中で最後でした。

 

落ちてもおかしくない、むしろ不合格をくらって無料の補習を受けるのも1つやなと思っている人間には、

ほぼ1番最後まで待つというのは苦行のひとときでした。

結局、2時間半も待ったのでした。

 

無理かも?

いやワンチャン合格あるかも?

そんな思念で頭の中ぐーるぐる。

 

長い待ち時間の緊張感で、たいへん疲弊しました。

当日は背筋の一部が謎の筋肉痛になり、後日には鎖骨が謎の鈍痛を訴え、

ビビってマジで整形外科を受診しました。

(いちおう痛み止めの薬と湿布もらっただけで済んだ)

(鎖骨がもう妙に痛くて、ほんまにどうにかなってしまったのかと焦った)

(数日したらスゥーと痛みは引いた)

(なんやったんやろ。心因性?)

 

不合格理由は『クランク』でのパイロ接触

おおむね上手く走れていました。

とりあえず合格を取ることを念頭に、『一本橋』も『スラローム』もタイム意識せず丁寧に通過して、

『クランク』通過したら、あとは『急制動』だけやったんや…!!

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クランク内で接触率おそらく第一位のパイロンさんに漏れなく当たりに行く

はい。

「あっ、あっ、たった気がするぅ…」

 

『クランク』中間地点あたりで、アクセルの動力がプスンと切れてしまったのが原因。

そこから車体の安定を取り戻せず、よたついた結果、パイロンに接触してしまいました。

 

(放送アナウンス)

「はーい。クランク出たとこで止まって待っててください受験者さーん」

「うぅ…」

(おっちゃん、タッタッタと走ってくる)

「いやー、見過ごそうかと一瞬悩んだけどな。接触したな。」

「はい…」

「一発不合格や。」

「はい…」

「すまんけど試験中止な。」

「はいぃ…」

「いっぺん補習受けて再挑戦してな。」

「分かりました…」

「おしかったなぁ。あと急制動だけやから合格出す気で俺準備してたもん。」

「…あの…ちなみに他の減点項目を伺っても?」

一本橋が5.5秒で速すぎ、スラロームが8.8秒で遅すぎやな」

 

ひでぇ。

我ながら、ひでぇ。

 (『一本橋』は7秒以上、『スラローム』は7秒以下で通過するのが基準)

 

みっちり補習のエンドレス3種盛り

卒検落第烙印バンドを腕につけて、ふつうの実技教習に参加するのが補習です。

不合格事由が教官にも伝えられるので、そこを重点的にさせてもらえるのだと思います。

なぜなら、私の補習内容は、

のエンドレスリピートだったのだ…。

 

マジでエンドレスやった…。

40分くらいずっとグルグルグルグルそればっかり取り組みました。

 

しっかしまぁ…

『クランク』ですっ転ぶわすっ転ぶわ。

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なぜか最初のコーナーに突っ込みまくり、仕舞いにはコースアウトもかまし

卒検を受験するまでに至った教習生の能力がそんなん、あり得へんがな。

 

3度ほど、進入してすぐのコーナーに突っ込む横転事故をかましてから、

 

「動きが固いぞ!リラックスしなさい!」

「自らコーナーに突っ込みに行ってるよ!」

と教官に指摘され、

それからは普通に通れるようになりました。

 

気持ちの問題すぎる。

 

まぁそれがまさにバイクの面白いところだと思うんだけど。

精神修養の側面があるなといつも思う。

 

しかし…

『クランク』で進入して直後にコースアウトってほんま…

どうやるん?

(我ながら…)

 

卒検トライ②あまりに無残な合格走行をキメる

辛くも合格したものの…あまりに無残な走行に私の心が痛いっていうね…。

まさか合格がもらえるとは思わなかったし、

まさか最後まで走らせてくれるとも思わなかった、

あまりに酷い卒検でした…。

 

待ち時間一切なし!第一走者になる

当日発表の走者順、今回はまさかの一番目でした。

なんでこう極端やねん…。

穏やかにいきたいのに…。

 

しかも担当試験官は、馴染みの教官でした。

先の卒検落第補習で、『クランク』で犯しまくった失態を面倒看てくれたはった方でした。

「緊張すんなよぉ~」

と、こちらの様子を見て仰る。

 

その時私は、

足が冷えてたまらなかったので自販機で買った温かいお茶を太ももに載せ、

落ち着かないのでmyヘルメットを抱っこして座っていました。

今から冷静になると、

どう見ても緊張している(笑)

 

落ちたァ!!と思った瞬間コレクション

あまりに多過ぎたので、コレクションにしてご紹介します。

もし今後、二輪教習を受けようと思っている方は、こんなんでも丁寧に乗ってれば卒検通過する場合があるということをご参考ください。

全く良い例ではないということだけお断りしておきます。

 

①S字の入り口でパイロンに接触するも、やり直し

卒検真っ最中でも、他の教習生がブィブィ走っている教習所です。

『S字』の入り口で、別方向に進む先行走者がもたついたのをキッカケに、

私ももたつきました。

今まで『S字』で失敗したことは一度もなかったのに、

この時に限ってパイロンに接触する凡ミスを犯しました。

 

早くも終わったァ!!と意気消沈。

「はい、〇〇さーん。そこで停車して待っててくださーい」

(おっちゃんタッタッタと走ってくる)

「前の受験者がS字コース内にいるのに貴方が進入したから、やり直し」

「へっ!?」

 

パイロ接触はなかったことになりました。(え?)

 

一本橋の入り口手前でコースアウト的?なプチアウト

一本橋』の台に乗り上がる前の停止位置の白線から、

なぜかヘニョ~と2時の方向に進行しました。

 

………どういうこと?(我ながら)

 

あ…あかん…うちもうアカン…。

一本橋』に向かってまっすぐ進行することも出来ないなんて…

もう落ちたわコレ…

どういう緊張の仕方…???

 

と…、

「はーい、○○さん、そこで止まって待っててねー」

響くアナウンス。

(おっちゃんタッタッタと走ってくる)

「そもそも一本橋に乗ってもいいひんやん」

「はい…」

「脱輪とも言い難い……やり直し」

「やりな、へっ?!」

「ぐるーと回って来てもう一度、一本橋から再開しなさい」

 

またもつながる首の皮…。

 

③クランクに成功!と思ったら出口がジャム

他の車輌が進入していないことを確認して、どえりゃあっと『クランク』に進入して

よっしゃ出口まで来……

 

…おい待て。

なんでここにCB400に跨った教習生がいる…んだ…???

 

ケーンとしてたら響くアナウンス。

「はーい○○さーん、そこで停まって待ってなさーい」

 

(おっちゃんタッタッタと走ってくる)

「ちょっとー、他の車輌いる時にコースに入っちゃダメって言ったでしょー」

「でっ、でも、目視したときにはいなかったはずなのにっ」

「えぇー?視野狭いよー落ち着いてー。やり直し!」

「はいぃ…」

 

いや…ほんまにおらなんだと思うんやけど…。

よっぽど緊張してたんやな…。

 

④勝手に急制動に直行した…らしい件

おぉっしゃぁ残すは『急制動』じゃー!!っと、『急制動』に突っ込んで行き停車。

 

響くアナウンス。

「○○さーん。コース間違ってるよ。」

「ひぇっ!?」(ヘルメットの中でまごまご)

「○○を曲がって、もう一度やり直し」

 

…もう言葉もない。

 

卒検合格したってマジなの?

マジなのよねコレが…。

 

なんだかんだ減点を重ね、試験官に多大な迷惑をかけたものの、

一発不合格を引き起こさなかった(実際には起こしていたものの無効だった)

のが大きい。

 

合格ラインめっちゃギリギリやったけどね」

とは試験官のお言葉。

 

ありがとうございます………。

何回も走らせてホンマすいません。

 

試験終わりに、今後も安全運転することを誓います!と宣言させられたんやけど、

あまりの疲労困憊に声もヒョロヒョロ、ヘニョヘニョ。

 

え?ていうか合格?マジで?

って、大混乱してたんだよ…。

 

余談「他の教習生に身ぐるみ剥がれる初体験」

合格しちまったぁ…ってぼんやり歩いてたら、

 

「あの!そのゼッケンもらってもいいですか?!」

「胸のプロテクターもらってもいいですか!?」

「足のプロテクターください!腕のも!!」

 

ぶわっと群がられて、持ち去られました。

 

卒業式に制服のボタンを求められる気分を疑似体験しました。

教習所の在庫に全く余裕がないようです。

 

卒検を終えて

私の後に70~80人も受験生が待ってるのに…そう思ったらスカする度に気持ちが追い込まれちゃって、

よりスカなスカを起こしてたな…という実際。

(小さな班に分けられての卒検なので、私の列の後ろ自体は7人ほどの待機でしたが)

 

むしろ卒検パフォーマンスのクオリティ自体は、2回目より1回目の方が高かったんじゃね?という…虚しい…。

 

落として欲しかったくらいだわ!!

合格もちろん嬉しいけど!!!

試験直後に他の教官から

「努力が実りましたね!良かったですね!」

って他の教習生に囲まれている中で褒められたの単に辛かったわ!!!

実ってあれかよ!!

 

というわけで(?)ずっと我慢して行けずにいたバイク用品店に直行してお買い物に勤しんだ。

すごい良い買い物をしたので、それについては後日書きたい。

 

しかしあれだよ。

なんだかんだ、免許取れちゃうと新しいバイクに乗りたくなっちゃうよね。

 

今1番乗ってみたいバイクはこれ。

https://www.honda.co.jp/ADV150/assets/images/design/carousel-01/main-04.png

ADV150 | Honda

いやーマジでカッコイイこの子。やばい。

 

もちろんYAMAHAトリシティ300も乗ってみたい。

https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/tricity300/img/tricity300_gallery_002_2020_003s.jpg

トリシティ300 - バイク・スクーター | ヤマハ発動機

しかしこの子はかなり重そうだよね。小排気量タイプで練習したいかも。

 

現在乗っているNMAX125はまだ納車して半年しか経ってないし、

むしろメチャメチャ楽しく日々乗り回しているし。

まだまだ買い替えなんて気にはならない。

 

いやそもそも?

そんな予算ねぇっすよね…。

 

150ccで経費諸々50万円前後、

250ccで経費諸々70万円前後くらいするよね?おそらく…。

無理松!!

 

レンタルバイクだな…やっぱり。

 

最後に

高速道路を利用したバイクツーリングをしたい、という目的があるわけでもなかった私には、

普通AT二輪免許を無理に取得する必要はありませんでした。

 

しかし、より重量のあるバイクの操縦に取り組むことは、

日頃乗車する軽量のバイクの操縦技術を格段に向上させてくれました。

低速での取り回しは絶対に上手くなったと思う。

二輪を運転するにあたって、筋力がいかに大事かも知った。

 

だからこのところ、マイペースに筋トレするようになりました。

(以前まで全くしなかった)

体幹の筋力増強は、二輪運転のクオリティに諸に直結していることが体感的に分かったから。

筋トレの結果がダイレクトに実感できるのが楽しくて仕方ない。

 

綺麗になりたいから筋トレする〜とかではモチベーション今まで全然上がらなかったんだけど…

…( ^ω^ )

 

それと、つくづく二輪運転は精神修養的だと痛感する場面が多くありました。

恐怖心を持たなければ大雑把な走行になり危険だが、恐怖心に囚われていては上手に運転することはできない。

これは教習中に書いていた記事の中でも言及している話ですが、

驕らず怯えず、穏やかな心境で冷静に運転するのがとっても大事だと思うこの頃です。

 

総じて普通AT二輪教習、めっちゃ楽しかったです!

以上です!