PS4『キングダムハーツHD1.5+2.5』『キングダムハーツHD2.8』を遊んだので感想
キングダムハーツHD1.5+2.5リミックス | SQUARE ENIX
KINGDOM HEARTS -HD 2.5 ReMIX- | SQUARE ENIX
(↑公式サイトのリンク)
タイトルが長くて全然覚えられません。もう既にキングダムハーツ(以下KH)も、立派なご長寿タイトルということなのかな。
シリーズ関連作品が多すぎて、これまたタイトルをいちいち覚えられない。
(いや私の加齢の所為ではないと信じたい)
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だって見た目にはディスク2枚ですけど、中味には9タイトルもの同シリーズの作品が納められているわけですよ。
これでお腹いっぱいにならないわけがないよね!
- キングダムハーツ-FINAL MIX-
- キングダムハーツ Re:Chain of Memories
- キングダムハーツ 358/2 days
- キングダムハーツ 2 -FINAL MIX-
- キングダムハーツ Birth by Sleep -FINAL MIX-
- キングダムハーツ Re:coded
- キングダムハーツ Dream Drop Distance HD
- キングダムハーツ χ Back Cover
- キングダムハーツ 0.2 Birth by Sleep -A fragmentary passage-
- もう新章の話が席巻し始めているけど未到達なう
あかん軽くゲシュタルト崩壊。
キングダムハーツ-FINAL MIX-
ナンバリング1作目。KH1FMと表記するのが分かりやすい?
ディズニーキャラクターがたくさん出てくるアクション性の高いテレビゲームというのがあまりに新鮮で、スゲぇなーと感心したのは今でも覚えてる。
ちなみにうちの地元では”キンハ”と略している子供達が多かったのですが、ちょっと所が変わると”ダムハ”と略している子と会うこともあって、皆さん何派?笑
KH1をPS2で遊んだ自分にとってはPS4で遊べるKH1FMがあまりに美麗で、そしておそらくKH1にはなかった表情変化が主要キャラクターに施されていたりして、キングダムハーツの世界観の深みが、なお一層に増していたように思います。
ほんでやっぱり可愛い、ちっさいソラ・リク・カイリが…!
そんなちっこいナリで巨大な怪物やオールバックのオッサンと戦ったりなんだり、もう、どうしたって応援したくなる。
FFの有名キャラクター達がまた良い具合にちょこちょこ出てくるのが、ポテトサラダに混ぜ込まれたカリカリベーコンみたいに効いてて、相変わらず楽しめました。
関連のない作品群(ディズニーとファイナルファンタジー)なのに、「似合うね!」と声に出したくなるくらいお似合いの組み合わせで出て来てくれたりするのは、やっぱり構成をしている製作陣が巧みだからなんだろうか。
思いついた人すごい。どうしてそんなこと思いついたの。今更ですけど。
粗筋に忠実に従った上で、ディズニー作品のそれぞれの物語がキングダムハーツという作品に”それぞれ別個の世界”として表現されていたことが当時はもう本当に刺激的でした。
KH1をプレイしながら、ディズニーワールドを探検している気分になれた、今も昔も唯一無二のゲームだなと思います。
キングダムハーツ Re:Chain of Memories
もともとはGBS(ゲームボーイアドバンス)で発売されたタイトルです。
挫折したよねー。懐かしいー。
カードゲーム出来る人にはなんてことないのかもしれないけど、出来ない人間にとっては結構なハードゲームでした。
ぶつかったことのないゲーム性に出会わせてもらえたことに感謝。
で、今度こそ挫折せずクリアするぞー画面も美麗で見応えあるし!と気合を入れて臨みソラ編はクリアしたものの、リク編のレクセウス戦で心が折れました。
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左から5番目がレクセウスさん。
だって何回トライしてもボコボコのメタメタに叩かれて、もうっ嫌っっ!てコントローラー投げたくなっちゃう気持ちね…頑張ったら勝てるかも?って気持ちを折られてしまったらゲームも終わりです…。
挫折してしまったものの、かなり重要なストーリーが含まれる番外編なのでプレイして良かった。
これ全くやらずにKH2に行ってしまうと「え?別のゲーム?」って置いてきぼり感がすごいもんね…。
ところでリンクはジグソーパズルの製品画像です。格好いいなー欲しいなー。
キングダムハーツ 358/2 days
スリー ファイブ エイト デイズ オーバー ツー…もはや呪文。覚えられん。
もう哀しみ成分80%のゲーム…。
絶対にハッピーじゃないエンドが来るって分かっているゲームを進めるの辛いよね。
しかもそのアンハッピーな終末に向けてキリキリと真綿で締め付けるように哀しみ気分を盛り上げてくれるやつ。
ニーアオートマタ然り、FF15然り、やったことはないけどニーアレプリカント(ゲシュタルト)もかなり辛い雰囲気…。
で、KH358/2daysはもともと2DSで発売されたタイトルです。
遊びましたよ。当時、DSで。
よくぞDSでここまでアクションよりのゲームを作るもんだなぁ…と技術に関心した覚えがあります。
敵キャラクターとして登場した面々と、身内として協同するというのも面白かった。
シカシ挫折シタッッッ!
下っ端の機関構成員という役どころから押し付けられる沢山の雑用にツマンネーって心が折れてしまったァァァ。
つまんなくなったら(作業ゲーになってしまったら)ゲームも終わりですよ…。
既視感。
今作がHDリマスター映像作品で、動画観賞だけで楽しめたのは私のような意志薄弱なプレイヤーにとっては有難い仕様でした。
ちなみにこの作品に触れてからPSVR(まさかの無料配信)の
KINGDOM HEARTS:VR Experience | KINGDOM HEARTS PORTAL SITE | SQUARE ENIX
これを遊ぶと、アクセルとシオンと共にアイスクリーム食べるシーンを体験できるので涙腺に何かが押し寄せてくる。
ちなみにアイスクリームを全部食べ切ると嬉しい発見がある。(周知の事実?)
キングダムハーツ 2 -FINAL MIX-
元から完成度の高いタイトルだと思うので、HDリマスターされても旧版と大差なかったように思う。
ざーっと流したかったのでイージーモードで遊びました。
それでもセフィロスはエグい強さなんだね!一撃木っ端微塵にされました。
ただ…KH1と比較してKH2がどうも好きになれないのは、主役パーティの3人他、KHシリーズのオリジナルキャラクター達の存在感が倍増するからなのかなと思う。
KH1では、未だ全貌が明らかにならないキングダムハーツの世界観に魅力があって、主役パーティを操作して世界開拓をしていく快感が明確にあった。
でもKH2では、未だ解明されない謎が残されているにせよ、主役パーティ他、主要登場人物の発言量・物語への食い込み・伏線回収が増えて来て、物語の疾走感というかライブ感というか、躍動感がなくなってしまっているように思えた。
だから集中力が続かなかった。
何度も何度も「俺ソラ!」「ドナルド!」「グーフィーだよぉ」を見聞きさせられるのが苦痛で…あれもうちょい省けなかったのだろうか。
ディズニーキャラクターのそれぞれに、いちいち「ソラ、ドナルド、グーフィー」って名指しで語り掛けさせる必要があったのだろうかと…どうもあれがテンポを悪くさせているように思えて仕方がない。
それを補って余りある、バトルシーンの操作の面白さなどがあるので、最後まで遊べたんだなぁと思う。
キングダムハーツ Birth by Sleep -FINAL MIX-
実はこれが一番の目当てでした。ずーっと遊んでみたかった。
元々はPSPで発売されたタイトルで、遊んでみたい気持ちはすごくあったのものの、PSP自体が不得意で手が出せなかった。
(ディスクがキュィーンきゅるるるるって延々鳴り続けるのが苦痛でした。手の中にMDを抱っこし続けるみたいな気分で)
途中、だんだん作業ゲー風味を覚えちゃって中弛みしてしまったものの(主役3人の特性はそれぞれあれど、操作方法に大差はなかったので段々飽きてしまった)派手な戦闘シーンのアクションや他キャラとの多彩な協力攻撃、バラエティに富んだ魔法の数々、それら複雑な構成要素を気軽に繰り出せるイージーな操作性…
キングダムハーツのバトル操作で「楽しい!」って感じるのはコレ、コレなんだよ!
コントローラー操作にとんでもないスキルをお持ちの方には物足りないのかもしれないけど、ライトユーザーには嬉しいんですよね、簡単な操作でド派手なアクションが決まるって。
加えて、このタイトルには全編においてKHシリーズに関する超重要な物語が展開するので、歴代シリーズをプレイして来た人間にとっては目の離せない場面ばかり。
ていうか、これを遊ばずに物語を解釈することはまず不可能だろうと言っても過言ではないぐらい重要な物語が展開される…。
KH1とKH2を遊ぶなかでフワーと疑問に思っていた
- どうしてソラではなくリクが当初は選ばれた者だったのか
- 急にカイリがあの武器を扱えたのはどうしてなのか(KH2)
- ロクサスの容貌って何がリソースなのか(ソラとは似ていない)
そんなこんなが解消されてスッキリしました。
このタイトルを遊び終えてみると、シリーズ関連の他作品の解釈も変わってくる。
さすが、伏線の張り方えげつないなー(笑)
しかし可哀そうな主役3人ですよ。報われてほしい。
キングダムハーツ Re:coded
元は携帯電話に有料配信されたゲーム…こんなクオリティ高いのが?
全編通して疑念を拭い切れなかった。さすがです。
もともと配信されていた映像1時間に新規映像2時間を追加した3時間の超大作…
いやぁ大作でしたよ。ドラマチックで美麗で壮大で複雑で。3時間の大作…
内容、ぼんやりとしか覚えてない。
家事しながら見てたのがあかんかったんかなー。
でもどうしても、映像を3時間もじっと座って観てられへんよね。
間に休憩挟めばいい?そんなん区切りたくないやん。(屁理屈感)
億がいち再観賞の機会があれば、もっとじっくり拝見したいと思う。
キングダムハーツ Dream Drop Distance HD
小さいソラ・リクを操作するのはやっぱり楽しいねぇ…かわいい~。
そしてリクが、ちびリクのくせにメッチャ格好いい。360°男前やん。
初登場のディズニーワールドも新鮮で面白かった。
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このリクが格好良かった。乗ってたバイクも良かった。そらフィギュアにもなるわ。
しかし…しかし…挫折したッッッ!!!
ノートルダムの鐘の世界のとこらへんで物語のテンポがどうも悪いように思えて、煩わしくなっちゃって…。
面白く感じられなくなったらゲームも終わりです。
…既視感!!
さーせん。ググってストーリーを読みました。
オチには結構な衝撃を受けました。あの色黒ハゲオヤジはホンマに周到なやっちゃです。
ひと通りクリアしてないくせにアレですけど、すばせか陣を挿入するのは流石に違和感を覚えた。「シブヤ」って表現はKH世界ではすごく浮いて聞こえた。
すばせかのストーリー全く知らんのですが、ヨシュアくんチート感が…キングダムハーツには関係なくない?っていう違和感もあった。
それを言うたら、FF7ストーリーの骨子が分からない人にとってはクラウドはじめ関連キャラクター達のアレコレもキングダムハーツに関係あるの?って違和感があったりするのかな。(私はFF7好きだから違和感なく見ちゃうが)
そして終始(ムービーを見ただけであれですけど)テンポが悪いように思えて…
唯一「あ、テンポ良い」って思ったのは終盤、リアの手に突然あの武器がポンっと現れて一同が驚愕するシーン。あれは良かった。
キングダムハーツ χ Back Cover
映像作品。眼の存在は、振り返ってみれば最初期タイトルのKH1から在りましたね。
もうホンマ怖いよ伏線の張り方が…もう1回遊びたくなるやん?いちから。
いちいちケンカしたらアカンで~ってムズムズしながら観賞しました。
KINGDOM HEARTS Union χ | SQUARE ENIX
現行配信されてる関連ソシャゲの骨子のストーリー(上記リンク)を映像化したもの、という解釈で合ってるのかな。
このソシャゲも…飽きてしもて…放置して早数カ月が経ちました。
…既視感!!
キングダムハーツ 0.2 Birth by Sleep -A fragmentary passage-
なっっっっっげぇですタイトル、完全新作!!
めっちゃ面白かった!
このセンチメンタル沸騰する美麗オープニングよ…。これだけで満悦。
バトルではマスターの称号を持つという設定のアクアを操作するので、まー強い。
威力と派手さを備えた魔法をポンポン発動するのも楽しいし、なによりプレイアブルキャラのアクアの動きがあまりにサクサク快適で、単純に敵をポコポコ叩いてるだけでも面白い。
そしてフィールドが超美麗。かなりリアルな質感で作られてるなぁと見惚れました。
ぜひシンデレラ城内も探索してみたかったな。
デスティニーアイランド目前、ミッキーと合流して探検するフィールドを見ていると、ニーアオートマタのリアルな質感のフィールドを思い出すような、そんな感じのリアルっぷりでした。引き延ばされた影とか、岩場の質感とか。
劇画的にデフォルメされたフィールドっていうのがキングダムハーツっぽい、というのがこれまで自分のイメージにはあったのですが、こういうリアルな感じも良いねー!とわくわくした。
まさに、ソフト本体のケース裏面に記載されていた文面の通り。
2011年にPSPで発売された「キングダムハーツ バースバイスリープ」のその後の物語を描いた「キングダムハーツⅢ」へと繋がる完全新作のショートエピソード。現在開発中の「キングダムハーツⅢ」と同じエンジンを使用し、美しく描かれた世界はシリーズの未来が感じられます。
ほんっまそれ!未来を感じたわー。
もう新章の話が席巻し始めているけど未到達なう
まだKH3にも手を付けてないのでそこまで追えてない。
KH3のDLCもせっかくだしやってみたいなと思ってはいる。
しかし新章…ソシャゲですよね。苦手なんだよなぁ…。
ビッグタイトルだし、待ってればそのうち据え置き機でも楽しめるフォーマットになって再登場するかな?まさにこの、1.5と2.5と2.8のように。
周回遅れながら、ますますKH3に手を出すのが楽しみになってきました。
見ないようにしているけど、KH3への辛口評価が方々で…見えちゃっているけど!(笑)
なにより、挫折しないといいなー。もう買ってあるのです!
以上です。