のりログ

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『良きお食事のための自分ルール』㏌海外

何を飲み何を食べるのか、それが問題だ

今めっちゃ楽しく拝読させてもらっているブログの記事を引用させていただきます。

gotcha.alc.co.jp

英語に関する様々な記事を主に配信されており、その多岐に渡る内容から毎度わくわく読ませてもらってます。

 

さて上記の記事、英語圏に旅行に行く前に口ずさんでおきたいようなフレーズがテンコ盛りですねぇ!

まぁ鉄板フレーズだけ押えても仕方ないんですけどね。食材それぞれを示す名詞だったり、その他の関連会話を続けるだけの会話スキルがないとせっかくのフレーズを活かせない。

 

でも会話の起爆剤になるフレーズを押さえておくことは本当に有用ですよね。

旅行前の人間には助かるお役立ち記事です。

肝の意図だけ伝わればご飯に関してはなんとかなる。だって相手も人間だもの。

 

何を食べ何を飲むか、それは旅行につきまとう一大事…。

どこに行っても腹は減るし、どうせなら美味しいもの食べたいし、ちゃんと食べなきゃ体がもたないし。

 

それに旅行先での美味しいご飯の格別さって、フツーの格別さではない。

ド級に格別、なんなら一生級の思い出になり得る格別もある。

 

そんな超プレシャス大事な『旅行先でのご飯』を美味しくいただくために、自分が気を付けていることを実体験を交えてご紹介します。

 

そもそも私にとっての美味しい食事なので、「それ美味しいの?」という風に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこはお見過ごしください。

 

「地元民でそこそこ賑わっている」お店が大体当たり

流行ってるんだから美味しいご飯が出る、そんなん見りゃ分かるだろうと一刀両断される方もいらっしゃるかもしれません。

しかしそれで異邦人にとって美味しいご飯にありつく確信が持てるかというと、そんなことはないと、私は思います。

 

【中国、青島を旅行した時】

常に超賑わっているお店だと、現地語に難のある外国人をケアしている余裕もないよ!って雰囲気のお店が多くてイマイチくつろげず、またご飯を獲得するため現地人と競争しなければならなくなるので、じっくり味わうゆとりがありません。

 

大賑わいの海鮮料理屋でやっとこさ捕まえた店員さんに「何名?」と訊かれて「1人!」と答えたら「うちはお1人様お断わりだよ!」といった反応をされた。(たぶんテーブル単価が安くなるから)同様の対応をされた他の客がその様子を見て突然に私の手をとって振り上げ”少人数の客も相手しろー!!”みたいなシュプレヒコールを始めたのでコッソリ抜け出した。

 

それはそれで面白いけどね!地元民と押し合いへし合い(笑)

 

【中国、上海を旅行した時】

街中の大きな、チェーンの定食屋さんみたいなレストランでラーメンを注文したところ、麺調理担当のオバアチャンがなかなかやる気を出してくれず?注文客全員がオバアチャンを待つだけの苦行(修行?)時間を過ごす羽目になった。ラーメン受取カウンターには、食券を購入して準備だけ万端の空腹なる人々が列を成し、キッチンにはグラグラと湧いたお湯と美味しそうな製麺が準備だけ万端に整えられていた。客が文句を叫ぼうと、オバアチャンはマイペースに始業前の一息をつき続け、最終的に客が如何にオバアチャンのやる気を出すかが焦点になるという、非常に中国らしい展開になって面白かった。

 

店員さんが献身的でない、というのは本当に中国らしい。

空腹で狂暴化しつつある人々を眼前に眺めながら職務放棄してたオバアチャンのツラがまえが忘れられない(笑)

待ちに待ったあのラーメン、味は中の下やったけど付加価値は謎に高かったな。

 


【タイ、バンコクを旅行した時】

地元民がギッチリ密集してるお店で、おいっしい食べ物にありつける時も、もちろんある。

オフィス街に連なる通りをお昼時に散歩していて、サラリーマンたちがぞろぞろと会社に戻ってくる中で人の流れに逆行して進み、そこそこ小綺麗で庶民的な飲食店街を発見。夫婦で経営されていると思しきご飯屋さんに入り、ちょうど奥さんがぶった切ってた鶏肉を指さして注文した。軽く悶絶する美味しさのカオマンガイでした。

  

理想的なのは、出勤時刻もしくは昼食休憩の頃に地元のサラリーマンたちが当てにしているような地元の飲食店です。

こちとらホリデー満喫の旅行客なので、サラリーマンたちが過密に集まる時間の少し後に様子を窺いのんびり来訪すれば、賑わいもほんのり楽しみつつ美味しい地元ご飯にありつけます。

 

何を注文するか悩んだら、店員さんに訊くべし

訊けるものなら訊くのがよい。これは日本にいるときも同じ。

 

Which one should I try first? 

どれから食べようかな?

 

これは上記記事からの引用です。

しかしなんですかこのオシャレ雰囲気を醸すセリフ。

こんな英語を旅行中に自然に発するって相当な手練れよ。

 

ニュージーランド、インヴァカーギルを旅行した時】

カフェでクリームチーズケーキを頼んだ時、「ソースは何をかける?ブルーベリーとヨーグルトがあるけど」と店員さんが言う。ヨーグルトソースのかかったクリームチーズケーキっていう代物がピンとこなくて「お姉さんはどっちがオススメ?」って訊いたら嬉しそうなお顔で「それは当然ヨーグルトでしょ!」と仰る。実際、そこで提供された酸味の強いヨーグルトソースはクリームチーズケーキにすごくよく合って美味しかった。

  

これは初めての1人旅でニュージーランドを縦断していたときの話です。

インヴァカーギル(Invercargill)はニュージーランド南島南端の都市。

余談ですが、現地の人はインヴァカァゴォみたいな発音をされるので、字面通り「いんばかーぎる」とか言っても絶対に通じない。

 

地元の人が美味しく食べている物なんて異邦人には分かりっこないのだから、直接に聞いちゃえばいいんだ!って痛感した出来事で、些細なことながら今も鮮明に覚えています。

 

美味いも不味いも結局はプレシャスだ~おまけレポ@北京~

極論かもしれませんが、ナンッジャコリャ~な食べ物を口にする経験も異国ならではの醍醐味だったりします。

 

たとえば、パクチー

自分は生まれて初めて海外で口にしたとき、その強烈な芳香に胸焼けしました。しばらく臭いが気になって調子が悪くなったほど、パクチーが口に合いませんでした。

しかしその後、いつの間にか大好物になってしまい…今では機会さえあればパクチーを食べようとする始末です。

似た体験をした方も多いのではないでしょうか。あの芳香、本当に癖になる。

 

美味い食べ物に当たるに越したことはないけれど、

不味かったり

衝撃的だったり

自分の常識をバシーンとしばいてくれるお食事をできるというのも、海外旅行の大切な一場面です。

 

それでは、最後に。

直近のワタクシグルメにおいて最上級ナンッジャコリャ~賞を獲得したブツを以下に紹介して今回の記事を終わりたいと思います。

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手前の仄暗いブツが、現状最上級ナンッジャコリャ~賞を獲得。

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おそらく丹念に塩茹でした哺乳類の臓物…奥のパクチー入り味噌で食す。

北京の庶民的飲食店にて。

豆乳を注文したつもりやってんけどな…。

店員のお姉ちゃんと通じ合えたつもりでいたんやけど…。

意外と…これが意外と…美味しかったけどな…。

いやホンマいい加減、豆乳ぐらいちゃんと中国語で言えるようになれよって我ながら思うけどな…。

 

ほんま海外旅行って楽しいわ

ほんまに。

 

以上です。