2020新春、ハンガリーお1人さま旅行録~ご飯編~
えぇとこでしたねぇ。
以下、全て筆者が直に訪れて飲み食べして来た記録です。
お手柔らかにお読みください。
朝食編
ホテルの朝食は一切いただきませんでした。ホテルで提供される角の取れたような安定クオリティの朝食なんて…ツマラナイッという思い込みゆえです。
めっちゃ観光地のブダペスト、朝から外で食事をするのに困るということは全くありませんでした。
でも朝の開業時刻は全体的に遅めかな?
早い朝食を食べたいときには、前日に購入したパンとかホテルで食べるのもよいかと思います。ブダペストで食べたパン、どれもこれも結構おいしかったんですよねぇ。
スーパーでひょいと買ったパンでもなかなか美味かった。
Lipóti Bistro & Café ~肩肘張らずに入れるカフェ~
通りすがりにフラっと寄ったカフェ。大通りに面していたため観光客多め。
店内のショーケースに沢山並んだパンやケーキから選んで注文できるので、言葉が喋れなくてもなんとかなる。
ところでヨーグルトのこってりもったりぽってり感がすごかった。
瓶詰の牧場直送牛乳の紙製の蓋の裏に凝り固まっている乳脂肪100%、みたいなヨーグルトだった。ヨーグルトって何気に地域差が大きい食べ物だなと思う。
コーヒーの上にふわんふわんに泡立てられたミルクがもう、ふわんふわんで、大変よろしゅうございました。
Starbucks ~安定安心のスタバ~
日本の店舗でよく見る「キャラメルマキアァトォー」「キャラメルマキアァトォー」「キャラメルマキアァトォー」といった具合のやまびこ的お声掛け合いは見られませんでした。ていうか日本以外で私は見たことない。あるんかな?
うっかり写真を撮り忘れましたが、この時は美味しいサンドイッチとアメリカーノコーヒーをいただきました。
(ちなみに現地では日本でいうブラックコーヒーをアメリカーノと言われていました)
サンドイッチ美味しかったです。オリーブ、チーズ、ハム、などシンプルながら定番の具材が用いられたサンドイッチ、なかなか良かったです。
面白かったのは写真にある「トイレ専用暗証番号告知」の件。
先に入った人が出てくるタイミングで入ってしまえば暗証番号が不要という欠点付きです。
ちなみにこちらのスタバはブダペストのランドマーク、聖イシュトヴァーン大聖堂の真ん前にあるのに店内からほとんど大聖堂が見えません。
落ち着いてコーヒーが飲める雰囲気でした。
Café Gerbeaud ~人気の老舗でテイクアウト~
後述で再登場予定のカフェ・ジェルボーでテイクアウトしたプレッツェル?的パンとチーズスコーンを朝食にいただきました。
プレッツェル的パンは形状が2種類あり、味も異なっておりました。片方にレーズンが入っているのは分かったんだけど、その他一体何が包みこまれてるのか分かりませんでした。
ざっくり言うと、ほんのり甘いあんこ、という感じ。
チーズスコーンはとても口に合った。塩味強め、チーズ多めでした。
カフェ・ジェルボーはテイクアウトするとフードが半額になるのでお得感が強い。
ちなみにマカロンも当時テイクアウトして試食したんですけどすごい美味しかった。
えっマカロンってこんなに美味しいんや、って初めて知りました。
余談ですが、お持ち帰りはtake awayと言えば店員さんにまず間違いなく通じます。
それと近くのスーパーで買った牛乳やらモッツァレラチーズも適当に頬張っていただきました。
モッツァレラやっすっっって興奮して買って丸かじり。牛乳も美味しかった。
昼食編
美味しそうな食べ物がいっぱいあって毎度々々悩ましいお昼時を過ごしておりました。胃袋が、こういう時だけ6つくらいあればいいのに。
物価が安いから食べ過ぎてしまうんだよなぁ。
プチ万国屋台祭 ~地元おばあちゃん手製の揚げたてドーナツ~
通りすがりで散策したプチ万国屋台祭といった感じのイベントにて。
初ヨーロッパ来訪の自分には垂涎の、ドイツやのスペインやのイタリアやの目移り止まらん店舗ラインナップでした。 アジア各国の郷土料理は特になし。なぜか中国の紹興酒はあったが。
キョロキョロ散策した結果、喜寿は迎えられているであろうおばあさんが注文ごとに揚げるドーナツ屋さんに決めました。
"fried dough"と掲げられていたのできっとドーナツ屋だ!と思い込んでたんですけど、調べてみると「パン生地」のことを英語でいうとこの言葉になるそうで。
揚げパンだったのかな。もしかして。
しっかし美味しかった。作り置きの生地をビヨーンと伸ばして具材を包んで揚げてくれました。
ホットワインは鼻に突き抜ける芳香とアルコールが超刺激的でした。
ぬくもった。
ちなみに、更に奥にあるお城の中にも飲食店が設けられていました。
美味しそうやったなー。お腹にもう少し空きがあれば食べてみたかった…。
Café Gerbeaud ~人気の老舗でブランチパスタとデザート~
再びのカフェ・ジェルボー。実はブランチに伺ったのが最初。
朝に来店すればモーニング限定メニューも楽しめるようです。
ひっきりなしに来店客がいるので、店員さんをつかまえて注文するのにもちょっと苦労する。席につくのは案外イージーでした。
フードは安定の美味しさでした。パスタちょっと茹で方甘めに思いましたが(笑)
店内にもう少しゆとりがあってくつろげたら、なお素敵だったんだがなー。
人気店だから仕方ないのかな。
Szantofer Vendéglő ~ワインの里でちょっとリッチ飯~
ブダペストから長距離列車に揺られて訪れたワインの里『エゲル』でのランチ。
地球の歩き方に載ってるお店です。店員さんが親切で、お料理も丁寧に作られてる感じでグッド。
英語メニューもあります。
当地でワインが名産なので、こちらのローカルでスペシャルなワインを頼むぜ…って言ったらドヤ顔で赤ワインを出してくれました。
主菜はご意見番的ウェイターくんの「前菜にコレ食べて、このワイン飲んでるんだったら主菜は絶対ベイビーチキンが合う」というアドバイスを受けて選びました。
「手のひらサイズのベイビーチキンだよ」って言うから「ひよこ!?」ってドキドキしてたら割と大きなチキンでしたね。
私的にはこれ両手の平で包むサイズよ。白人男性の手のひらサイズってことですね。
ほっくり熱が通っていて美味でした。白ネギもシンプルに甘くてほっこり。
国立西洋美術館 ~館内地下レストランで一休み~
まーでっかい美術館です。とてもじゃないけど、休憩なしには回れない。
午前中から観賞して、中休みに昼食を館内でいただきました。
これが結構イケる美味しさで!缶ビールもちゃっかりいただきました。
意外と抜群に美味しくてビックリしたのがマッシュポテト。チーズが練りこまれていたようで口当たり滑らかなのにコクがありました。
折々で思ったけど、ハンガリーのジャガイモ料理イチイチおいしかったなぁ。
ちなみにカフェレストランががっつり地下に設けられているお陰で、地上では国立西洋美術館の周囲の排気口から大変よい匂いがします。
夕食編
沢山のレストランがあったので選ぶのに一苦労、地球の歩き方にはとてもお世話になりました。
地下鉄駅の近くのレストランがやはり便利でした。
以下に掲載の飲食店は全て駅近です。
Művész Kávéház ~国立オペラ座の近くでムーディにケーキを~
これは夕食です。おやつじゃありません。
国立オペラ劇場の観劇チケットを予約して行ったので、開場前に余裕を持って現地に乗り込んだ結果、オペラ座近所の老舗カフェにて甘過ぎる夕食をいただく展開になったのでした。
いやーもう。良かった。地元民も沢山、観光客も沢山で賑わっていました。
さすがにケーキ2個は多くて食べきれなかったけど。無念…!
ANGELO'S Restaurant Budapest ~美味なるフォアグラ実食~
こちらも地球の歩き方に掲載のお店。なんでも美味いフォアグラがいただけるとか!
本日のシェフのオススメ筆頭に記載のフォアグラをいただきました。
たしかにっ…ワインが進んで進んで仕方ない美味しい一皿でしたっ。
サラダはルッコラ使用。香り強めのオリーブオイルが使用されていてこれがまたワインに合ってしゃーないっちゅーねん。
あと店員の兄ちゃんオススメのスーパードライ(辛口)白ワイン美味し過ぎやろ。
ただしアヒルの脂肪分がまるでバターみたいに出されたアレだけは口に合わなかった。
そもそも楽しみ方が分からず。やっぱりバターみたいに味わうものだったのかしら。
Kárpátia ~ロマ音楽生演奏と充足の食事~
こちらも地球の歩き方を参照。予約なしで入れてもらえましたが、予約して来店するのがベスト。ロマ音楽の生演奏を間近に眺めながら食事が出来ます。
店舗スタッフのみならず楽器演奏者までもがホスピタリティのかたまりで、今回のハンガリー旅行で一番の歓待をしてもらった実感が強い。
美しい内装の店内で生演奏の音色に揺られながらいただくディナー…あまりに贅沢でした。どんだけムーディな内装かはグーグルマップをご照覧ください。
上の写真にある琥珀色の飲み物が、現地で有名な『トカイの貴腐ワイン』です。
深い甘みをたたえる液体がキュっと冷えてて、ほんま美味しかった。
これに前菜のスープもいただいてお会計はおおよそ5000円程でした。(ミネラルウォーターも有料)
ちなみにパラチンタとはクレープのことです。この時のパラチンタはチーズとハーブがふんわりまぶして巻いてあり、とてもモチモチの食感でした。
本気でオススメのお店です。
マクドナルド ~リッチ飯の反動、奮えるジャンキー飯~
ブダペスト、ファーストフード店めっちゃありました。
バーガーキング、ケンタッキー、マクドナルド、その他ハンバーガーレストラン多数。
連日に渡ってナイフ&フォークでエェ飯いただいてたら反動でめちゃくちゃジャンキーな物が食べたくなってしまったんですよね。
ホテルの近所にバーガーキングとマクドナルドが隣接して建っていて、熟考の結果(笑)マクドナルドにしました。
バーガーキングで一番美味しそうなビジュアルのハンバーガーについて尋ねたら、ノーミートの豆腐バーガーだよと言われて…
いやごめん豆腐とか日本で毎日食べてるっちゅーの!ってことでマクドナルドのメニューで、一番肉々しそうなのを選びました。
ステキ…。
上段から、バンズ・オーロラソース・かりかりフライドポテト・チーズ・ベーコン・ パティ・チキンカツ?・オニオンリング・バンズ。
美味しくないわけがない!
https://www.mcdonalds.hu/ajanlatok/maestro-burgers←【ハンガリーマクドナルドの公式サイト】
スーパーで買ったビールと相性よすぎて500㎖缶が2本空いた。
予想を遥かにぶっ飛び超えて美味でした。
ちなみにハンガリーマクドナルドの公式ホームページ見ているとハンバーガーの名前がちょこちょこカワイイ。
ジェネラス・ジャックとか(パティが2枚、野菜もたっぷり)
ジューシー・ジェーンとか(野菜がたっぷりで、チキンカツっぽいパティ)
私が食べたのもブルータル・ブルータスってやつで、人のお名前でした。
まとめ
物価の安いハンガリーでは食費をケチらず地元グルメを楽しめたのがとても有難かった。
ビールはスーパーで買うべし!500㎖缶が¥100-くらいです。
酒好き、肉好きの自分には口に合う食べ物が多かったのも良かった。
そして一方、ハンガリーの方は本当にケーキがお好きと見た。
そこらじゅうにケーキとエスプレッソを嗜んでる人々がいらっしゃいました。
滞在時間に体重増加が比例して増加するのは自明の理でした。
毎晩、筋トレに忙しかったよ…。
しかし何より有難かったのは、地元ハンガリーの方々からほとんど人種差別的扱いを受けなかったこと。
人当たりマイルドな人が多くて居心地わるくなかった。
色んなご飯を食べに、安心してウロチョロ歩き回ることができました。
現地語が全くできない私ですが、英語で皆さんに相手してもらって、うまうま楽しく満喫させてもらいました。
できることなら、またハンガリーでグルメを堪能したいな~。
以上です。