アニメ『電脳コイル』をオススメしたい話
現在アマゾンプライムで視聴できるのです!
睡眠時間を削り取りまくって最初から最後まで、きっちり見ました。
たぶん通算、3度目くらいの視聴です。
相変わらず素敵で、笑いあり涙ありの素晴らしい作品だった…
そんな記事(独り言)です。
したくて堪らんけど、極力全力ネタバレなしです。
未視聴の方に是非とも見ていただきたいので!!
(ネタバレ込の感想を書き始めたら十万字くらい軽く突破しそうだし!!)
- 202X年「電脳メガネ」なるデバイスが普及している未来の話
- ハイテクと、SF怪奇と、子どもたちと。
- OP曲が「好き…」やったら視聴してみてほしい
- 子ども達の日常に癒されて、ワクワクする
- 『電脳コイル』の秘密が詳らかにされる時
- 声優さん達の演技が素敵すぎ
- 最後に
202X年「電脳メガネ」なるデバイスが普及している未来の話
NHKで放送されていた2007年当時からしたら202X年ってまぁまぁ未来の話やけど、
2020年の今は、この作品の時代設定にかなり近い、ていうかほぼドンピシャです。
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未来のお話、とされていながらも親しみを覚えてしまう懐かしい世界観の物語です。
ハイテクと、SF怪奇と、子どもたちと。
電脳メガネは”電脳空間”とされる空間でアレコレできちゃう道具なのですが、
この使い道がッ。
もうッッ。
さすが小学生!
これ以上言うとネタバレ……??
”電脳空間”というのは電源の入った電脳メガネを装着している人間の目にしか映らない世界で、
現実の世界にスペシャルエフェクトの映像を挿入したかのような状態で、電脳のアレやコレやが動き回ったり、操作できたり、意思疎通ができたり、するのです。
私は酸い甘い苦い辛い他(?)を既に味わってしまった年寄りなので、
もしも電脳メガネなるものを手に入れようものなら、
自室の低位置に納まって日がな映像コンテンツに没頭するとか、なんか退廃的なことばかりしてしまいそうな気がするのですが、
主要登場人物たちの多くは小学生です。
彼らはもう、そりゃもう、
走りまくり動きまくりバトルしまくりの、超アウトドアです。
ん…?これ大丈夫か、ネタ、バレてない…よね…?
電脳空間なるSFな世界観と、普通の子どもたちが織り成す日常のギャップが、不思議な違和感と面白さを感じさせてくれます。
OP曲が「好き…」やったら視聴してみてほしい
ミステリアスで、こちらのセンチメンタルを直撃するようなOP曲に「ほぅ…」と、
ちょっとでも見入ったなら、是非とも本編を視聴してみてほしい。
ちなみにEDも素晴らしいので視聴してみてほしい。
てくてく歩いていくアイツがもう本当に可愛くて可愛くて仕方ない。
モフモフしたい。ふわふわだったよ、って言いたい。
子ども達の日常に癒されて、ワクワクする
小学校6年生くらいの年齢って、自分や周囲の同級生たちはもう全く可愛げがなくて、
オマセ全開やったような気がするのですが。
『電脳コイル』の子どもたちはまぁ、もう、可愛い…。
いやまぁ…地域差・家庭差があるような気もする…子どものオマセ具合って…。
今でも、うちの地元のガキんちょ共(遠い後輩とも言える)は四捨五入して可愛げない感じやけど(笑)
全然異なる地域にお住まいの知り合いのとこの小6キッズたち純朴で可愛さ全開、に見えたりすることもあるしな…。
…うんまぁ、お年を召すと大体の子どもは可愛いんやけど(笑)
話を戻しまして、
まぁとにかく可愛いのです。『電脳コイル』に出てくる子どもたちは。
彼らの過ごす学校生活、放課後、週末、夏休み、新学期…
ほのぼのしてて良いなぁ~って、癒されます。
炎天下で飲むラムネの味とか、歩き慣れない土地を友達と歩き回ってみるとか、
名誉のための決闘をしたりだとか、秘密結社を組織してみたりだとか、
子どもたち同士の紛争に無頓着な大人たちだとか。
あ~こんな風だったな~と思い返したり、こんなに充実のびのびした子供時代ではなかったなと、羨ましく思ったり。
一方で渦巻く謎、事件の影、陰謀…。
冒険に繰り出す彼らを応援したくなる一方で、
危ないめに遭わないかヒヤヒヤしたり、明らかにされる事実に興奮したり。
子ども時分に、歩いて行ける範囲でも友人とナンダカンダ楽しくウロチョロしていたなと思い出します。
ここまでアドベンチャーなご近所界隈ではなかったけども(笑)
『電脳コイル』の秘密が詳らかにされる時
それは物語を通底する謎が解き明かされるとき!
その前後はもう、感涙必須。
伏線は大量に張られていて、その一つ一つが、穏やかな日常の物語の最中にゆっくり明らかにされていく様は見事です。
ひたひたと、見たいような見たくないような何かが近付いてくる感じ。
ちなみに、
オープニング曲の直後に毎度、登場人物(主にヒロイン)のナレーションで語られるお話は、実はかなり重要なネタも含まれているので
一気に視聴する場合は、早送りのし過ぎに注意です。
声優さん達の演技が素敵すぎ
力みが感じられないのがとても好印象でした。
登場人物のキャラクターを声の演技で立たせ過ぎないといえばいいのか。
(キャラ立ちは十分されているが)
SF要素の強い物語ではあるものの、舞台はどこかにありそうな地方都市で
登場人物もいわゆる普通の、市井の人々です。
淡々と流暢に流れるセリフの応酬が、耳に心地よいのがホンマ素敵。
イケメンボイスやな~思ってたら安定の朴璐美さんやったり、
折笠富美子さんのお声に終始ずーっと癒されたり、
いやもう、声優さん皆さんのインパクトとか雰囲気とかのバランスも良いと思うし。
でも一番好きなのはEDでてくてく歩いているアイツです。
すいません。もふもふコロンな見た目に勝てるものはいません。
声もめちゃめちゃカワイイですし…困っているときの声あれなんですか。
こっちの寿命削る気かってくらい可愛いんだが。
最後に
なんとBlu-ray化した『電脳コイル』が発売されているとのことで。
(Amazonリンク)
なんでも、Blu-ray用に手を加えられた部分もあるようで…
(そらせっかくBlu-rayになるんやもんね)
見てみたいよね!
…いいお値段するよね!やっぱりだよね!
こんな書籍も出ているらしい。
(Amazonリンク)
Amazonで試し読みが出来たので閲覧してみました。
スゴい…!あの場面や!って分かる絵コンテが大量に…!!
(…試し読みにしては読ませ過ぎでは…?ってくらい閲覧できました。)
(ほのぼのした絵面の表面上から感じ取れない作画の凄味が感じられた)
2007年放映のアニメが今の時分にじっくりAmazon Primeで視聴できるの…
ホンマ有難い…。
見そびれたな~ちらっとテレビで見かけたことはあるねんけど、気になってるねんな~
って方は、
是非とも!じっくりご覧になってみてください!
ほのぼの癒されて、
思春期な甘酸っぱさにキュンとして、
スピード感あるバトルにドキドキして、
シュールだったりダイレクトだったりするギャグに笑ったり、
明かされていく謎にワクワクしたり、
家族愛・友情にホロっ…としたり、
とても盛沢山な物語です。
自分で書いてて、また見たくなってきたよね…。
なんべん見てもオモロイってなんなん。
困るわ。
幼い日のマボロシなん。
プライスレスなん。
(じゃあBlu-rayも買えちゃうやんってブーメラン)
以上です。