のりログ

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SHOEI『J-FORSE Ⅳ BRILLER』を正規販売店で購入した話

バイク用にヘルメットを新調しました!

新型コロナも気になるけど、ヘルメットを通販で買って失敗するリスクを天秤にかけて、実際に訪れた店舗での購入に至りました。

その顛末です。

最初に何を申し上げたいか要約しますと、「正規販売店で購入するヘルメット、店からのアシスト充実でめっちゃ良い!!」」でした。

 

 

ヘルメットが緩んできたら買い替え時期

「耐用年数は3年」というのは、メーカーの推奨。

全く自慢になりませんし推奨する気も毛頭ございませんが、私はこれまでSHOEIのシステムヘルメットを約7年程に渡り愛用してまいりました。

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現行モデル『NEOTEC Ⅱ』の超旧型モデルを愛用していた

NEOTEC II | SYSTEM HELMET|ヘルメット SHOEI

ガシャコーンッって前部が持ち上がるカッチョイイ子で、たいへんな重量級でしたが首凝りと闘いつつ使用を続けてきました。

走行中の空気抵抗も低減されるようで、安心感もあって、ガシャコーンッが気持ち良くて(しつこい)叶うならばこのヘルメットをずっと大事に使い続けたかった。

 

でもそれは無理な話。

ずっと頭部にかぶせているわけだから汚れるし、臭うようになっちゃうし、それになにより、

内側の緩衝材がヘタってしまうんですよ!!

 

緩衝材の消耗だけは如何ともし難かった…。

クッション性がなくなったヘルメット内部で頭部に痛みを覚えるわ、

ヘルメット内部の容積が増えたものだから頭部がガボガボ回転できるくらいズレるわ、

ついにはメッシュに付随していたスポンジがホエホエ落ちるようになるわ、

 

…バイク走行に支障をきたす事項ばかりになり、買い替えることにしました。

 

ヘルメットが緩いのは本当に危険だから、すぐに交換しましょうね!

(どの口が言うねんとはこのこと)

 

バイク屋によっては店頭販売さえ昨今やらない

まずは近所のバイク屋に行って尋ねた。

そしたらなんと、ヘルメットはメーカーへの発注のみ受け付け、展示販売は一切無し、とのことでした。

 

「通信販売に価格で勝てるわけないんでwww」近所のバイク屋の兄ちゃんは言った。

はーんナルホドー地域密着の小売りが勝負すんの止めてどうすんだよっトカなんとか思いながら、そのお店を後にしました。

 

信販売で購入へ踏ん切りがつかなかったワケ

何時間もかけて閲覧したのが以下のバイク用品専門通販サイトです。

バイク用品の通販なら、オートバイ用品店ナップス - NAPS

なかなか激熱でした…マジの購入決済まで、あと3センチ…くらいまでは行った。

店舗に行くのはちょっと…自分のメットサイズは把握しているよ!って方はこの通販を上手にご活用できるかと。

廃盤モデルや限定モデルも定価以下で販売されていたので、安易に手近な通販サイトでコレクターズ価格で買わなくても、手に入っちゃうヘルメットもあるようでした。

同じモデルがあの…別の…超有名な某通販サイトで何十万円もの値段が付いてたりしましたね…コワい。

 

しかし心が決められなかったのは、試着ができなかったから。

 

全く同じモデルなら大体の目安は分かっても、同じSHOEIブランドでも超旧型のシステムヘルメットしか使用したことのない自分が、

イケイケのフルフェイスとか、シャッキーンとしたジェットのサイズ感を予想するのみで、5万~6万円の買い物をする…

そんな勇気は自分にはなかった…。無理…。

 

新型コロナのことも懸念されたので、店舗まで出向かずに済むのなら良いのかもと思って、なんとか購入の踏ん切りつけようと頑張ったんですけどね~。

 

正規販売店にはヘルメットのコンシェルジュが…居た…

なんとなく藁にすがる気分で、地元のまぁまぁ大きいバイク屋に行ってみたら偶然そこが正規販売店でした。

SHOEIもAraiもその他メーカーのものも目白押しに並んでいました。

なにここ…初めてトイザらスに来た小学生の頃のこと思い出す…ワクテカの空間!

(写真は…ない!)

 

私「メット欲しいんです~」

店「試着されます?フェイスカバーどうぞ。」

私「はっ!フェイスカバー!なるほど…!」

店「サイズはお分かりですか?」

私「多分Lだと思います。今着けてるのLだし」

(まずSHOEIGT-Air Ⅱ、フルフェイスに挑戦)

私「うわぁほっぺ…(アッチョンブリケ全開~)」

店「そんなもんですよ~」

(次にSHOEIJ-Cruise Ⅱ、ジェットを試着)

私「おぉっ。さすがSHOEI!ジェットとは思えないホールド感!」

店「ですよね~。しかもバイザーも出ますよ」

私「うわっ。すごいっ。(シャコシャコッ)これ西日対策に最高ですね」

店「あの~。もしよかったら頭の採寸されてみます?」

私「えっ、お願いできます?」

店「どうぞどうぞ。すいませーん採寸お願いしまーっす!」

私「ん?」

 

そして登場したのがヘルメットのコンシェルジュ…いやガチのメットオタク…いや、コンシェルジュでした。

 

あなたの頭部のサイズは何?

即答できない。だって頭部はまん丸くないけど丸いんです。

セルフで測るん難しいよね。

 

コンシェルジュは「失礼しまァっす」と言いながらプラスチック製のゴツめの測定器で当方の頭部を測ってくれました。

測るポイントが3~4カ所あるようで、最後はハチ周りをメジャーで計測して終了。

出た値を、メーカーの判定ソフトに入力して結果を見るようです。

 

セルフ計測ではハチ周り59㎝、Lサイズだと認識していましたが、

結果、

「SよりのMなので、Mサイズを選択し内部のパッドで調整すると良し、ハチ周りは57㎝」とのことでした。

 

全然合うてへんやーん!隠れM…。

 

アッチョンブリケ問題の処方箋はチークパッドの随時調整

まず上記問題は何かを確認しますと、特にフルフェイスに顕著な厚めのチークパッド搭載により、ヘルメット装着時に装着者のホッペがムッギューと顔面中央部に寄せられていわゆる

闇医者のところの自称婚約者である少女が時々やるアノ顔、みたいになってしまう現象のことです。

 

ヘルメットなんて着けてるうちにヘタるじゃん?ヘタったら苦しくなくなるよ~

というのはよく聞く話ですが、コンシェルジュによると

「チークパッドの厚みを調整して、新品時には薄く、経年劣化後は厚くすれば最初から使い終わる時まで快適に使えると思いますよ」

とのことでした。

な・る・ほ・どー!

チークパッド外しちゃう猛者も世の中にはいらっしゃるようですが、ヘルメット内部をあまりに空かしてしまうのは危険だろうし、できればチークパッドの厚みも維持したい。

 

これはチークパッドにのみ当てはまる話ではなく、側頭部、後頭部、耳周りのパッドにもいえることです。

あまりに厚いと苦痛で運転に支障をきたすが、経年劣化でヘタってしまうと安全性低下が懸念されるので、

随時、薄いパッドを足し引きすることで調整するのが良し。

 

『専門販売員によるヘルメット調整』はサービス

で、その薄いパッドいちいち買うんかいな?って話ですよね。

分かります。私もズボラでケチですから。

見立ててくれたヘルメットにコンシェルジュが多種多様なパッドをあれこれ出し入れしてはるん眺めながら、これいくらになるんやろう…って思ってた。

購入するヘルメットのフィッティング調整は、なんと、無料とのことでした。

しかも今後も無料。

 

…え?

 

マジで?

 

…もううち、通うわココに。

 

ところでコンシェルジュが色んなパッドをジャジャーンって出した時、

Perfumeのメンバーがそれぞれのハイヒールを小さい内部調整シールで自らの足にピッタリ合うように調整する職人芸を発揮している…って紹介されてるムービーを見た時のこと思い出した。

 

ヘルメットオタのガチヘルトーク

もう止まらない。自認する節目まで話し切らねば息もつげない。

オタクの鑑である。

コンシェルジュによると、

  • Araiはヘルメットそのものの安全性を損なう機能追加は絶対しないので、バイザーは外付け
  • SHOEIは内蔵型にしがちなので、多機能装備ヘルメットは構造が大きく重くなりがち

とのことでした。

あ~あれね、

  • ドンドン外付け装備を増やしたセガサターン
  • スッキリシャープな見た目を追求するあまりコンパクトにギュっと詰め込み過ぎて、作動中にオーバーヒートしがちなPlayStation4

みたいな感じやな。

…ちゃう?笑

 

他にも沢山聞かせてくださいました。関東の白バイはAraiのヘルメットをかぶってて、関西はSHOEIが多い、などなど。

オタク、もといコンシェルジュ、さすがだ…!

 

SHOEI『J-FORSE Ⅳ BRILLER』廃盤モデルが特売コーナーに

もともとの定価は6万円ほど。

これが税込4万7千円ほどで売られていました。

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細部のデザインが可愛&格好いい 廃盤モデル

 

J-FORCE IV | JET HELMET|ヘルメット SHOEI

「これほど風通しの良いヘルメットはないですねー!」ってコンシェルジュが太鼓判を押したので、内部パッドを調整してもらい試着したところ、

 

  • ジェットとは思えないホールド力に感&動
  • デザインが凝ってて好み
  • NMAXのメットインに収納できるデザイン

 

しかし何より

「えっこれオーダーメイドの私専用品?」って錯覚するくらい頭にピッタリとハマったのに驚き、そして嬉しく思いました。

自分の頭部を側頭部から後頭部、頭頂部にかけてしっかりホールドされた経験あります?

私は無かったんだなということを、このヘルメットの装着体験で実感しました。

これまでかぶってきたヘルメットは、自分の頭にピッタリではなかったのでした。

かぶってる時はピッタリだって思ってたんですけどね。

知らないってオソロシイわ…。

 

まとめ

これからバイク乗りには辛い猛暑がやって参ります。

暑い季節を乗り切るために、風通しと使い勝手重視のヘルメットを選びました。

デザインも気に入ったし、コンシェルジュ(専門販売員)のアシストも充実で良いことづくめです。

購入者にはピンロックシート(曇り止め二重サッシ)もプレゼントということで、表のシールドの裏側に付けてもらいました。

ありがたいぃ~。曇らない~。すげぇぇぇぇぇ。

 

いつでも無料点検してくれて、パッド調整も何回かは無料で応じてくれるそうです。

わぁーお地域密着!バイクのことなら何でも頼ってくれ感!

 

秋冬が迫って来たならば、寒さ対策もかねてフルフェイスデビューするのも悪くない。

その時にはまたお目にかかろうぞ!コンシェルジュのおっちゃんよ!

絶対この店舗で買うよ!

 

ほんまありがとう地元のバイク屋

 

以上です。