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PS4『初音ミク-Project DIVA- X HD』を遊んでいるので感想

『Project DIVA Future Tone DX』で全てを網羅した気になってた自分へ

この…ウマシカ者ッッッッッ!!!

電子の歌姫なめたらアカンっっっ!

www.youtube.com

初音ミク -Project DIVA- X

上記は『初音ミク -Project DIVA- X HD』に収録されている楽曲を全て紹介する公式動画です。他タイトルを遊んだことのある人なら一目瞭然で、このタイトルにしか収録されていない曲とモジュールが多数あることにお気づきになられるでしょう。

 

Project DIVA Future Tone DXに関しては以下の記事に書きました。

norikorori.hatenablog.com

いやこちらも恒久に楽しく遊べちゃいそうなゲームなんですよ?

えげつないボリュームなんですよ?

 

でも、

それでも「あ、そこそこ良いねぇ」って思わず呟きたくなる”未開拓の楽曲”が、”新鮮なビジュアルのモジュール”が、”プレイ体験”がある…それを提供してくれるタイトルが初音ミク -Project DIVA- X HD』でした。

 

おおよそ遊んだので感想をまとめます。

 

注釈1)『初音ミク -Project DIVA- X』=PS VIta版

注釈2)『初音ミク -Project DIVA- X HD』=PS4

 

「ライブクエストモード」が異色

ライブクエスト | 初音ミク -Project DIVA- X

ライブクエストとはなんぞやについての詳細は公式サイトが分かりやすい。

序盤はまろやか穏やかほのぼのなストーリーに沿って淡々と収録曲が開放されていきます。

未プレイの方には”ストーリーモード的な要素”といえば分かりやすいかもしれない。

 

ニュートラル・キュート・クール・ビューティ・カオスと大別された曲目群(エレメント)それぞれで結構膨大なスコアを溜めていく(エリアクエスト)、という後展開があると知らずに、序盤からせっせとそれぞれの分野をぼちぼち遊びこんでモジュール開放を狙ったりしていたウマシカは何を隠そう私です。

 

いや、だって曲それぞれに合ったモジュールで遊びたくて…。

わざわざ自分の好みに合うモジュールが出るまでしつこく粘って小回りな周回プレイをしてました(笑)

イージーとノーマルの難易度しか序盤は選べなかった、というのも実は辛かった。

自分的に丁度良く楽しく遊べる難易度はハードなので、わざわざフリーモードにして難易度ハードで遊んだりしてるもんやから、もう、なっかなかライブクエストモードが進行せず。

 

一旦あらすじ通りにベースの収録曲を解放して、スコア溜める段階に持ち込んでからレアモジュール集めと同時進行でスコアを溜める…

後から振り返るに、それが効率良かったんやなと思います。

いや、まぁ最善は楽しむことやからエェんやけど。

 

「歌うようにプレイする」感覚を更に進化させたプレイ体験

それぞれの楽曲のメロディだったり歌詞に合せて配置されたノーツに合せてボタンを押して遊ぶわけですが、これ自体はこれまでのシリーズ共通の遊び方です。

 

これだけでも「まるで歌っている」気分で曲を味わいつつリズムゲームを楽しむことができるのですが、この『初音ミク -Project DIVA- X HD』ではライブ感を感じられるような仕掛けが徹底的に施されているのだなーと思いました。

これが好きか嫌いかで評価が大きく分かれたんでしょうね。

私はちなみに、かなり好きです。楽しめた。

 

ボカロのライブってなかなか行けないし(限りあるチケットが高倍率)、架空の存在であるボカロキャラ達のライブ感ましましのパフォーマンスを観賞するのって、

メッチャエェやん!っていう。

 

以下、その「歌うようにプレイする」体験の演出だなと思ったポイントについて書きます。

 

収録MV全般の構成がライブ映像風

これまでのProject DIVAシリーズでは大多数のミュージックビデオが曲のイメージに沿ったストーリーや世界観を表現した概してプロモーションビデオ風の構成になっていました。

多種多様なカットシーンが入り乱れ、賑やか&複雑、歌詞の世界観や収録曲オリジナル版を彷彿とさせるストーリー仕立てのMVが多数を占めていたと思います。

 

一方、『初音ミク -Project DIVA- X HD』ではまさに”ライブパフォーマンス映像”的に収録楽曲のMVが作られています。

MV構成のアイデアが根本から違う。

既定のステージ(モードによっては選択可)(文字通りホンマにステージ)の上で楽曲ごとに調整されたパフォーマンスをボカロキャラが披露する様を観賞する構成になっています。

ステージ・ホール | 初音ミク -Project DIVA- X

楽曲によっては大人数の観客が居る様子も映像に込みです。

 

まさにボカロのパフォーマンスを収めた映像ばかりで、「ライブ映像」と表するにふさわしいMVばかりでした。

ライブ感で言うなら、MEIKOの『Amaging Dolce』なんかもう、ミュージカルの舞台を観てるみたいで感動しちゃいましたよ私は。

 

ステージの転換(つまり場面転換)は曲中に行われることもなく、それが映像的に物足りないと思う方もいるかもしれませんが、その類の演出が無い一方でボカロのパフォーマンスそのものは丁寧に表現されている印象を私は受けました。

ちょっとした節々のボカロの表情とかポージングとか、かなり魅力的に作ってあるなーと感心しました。

過去作と比べて「カワイイなぁー」と思う機会が多かったのは笑顔の表現。

MVにおいて表情表現の精度が上がっているのを感じました。 

 

エレメント別+αのメドレー曲もガッツリ『ライブ体験』

各エレメントごとに収録されているメドレー曲がすごく良かった。

楽曲 | 初音ミク -Project DIVA- X

上記ページの下のほうに各エレメント属性のメドレー曲と究極アルティメットのメドレー曲について詳しく記載があります。

Project DIVA過去作からの再登場曲もあれば、未登場のクセの強めな曲も混ぜてあって…もう…もう…最高。

クール・メドレーなんか何度プレイしても震えるし、カオス・メドレーで「はいはいチャイナ♪」(いーあるふぁんくらぶ)って初めて聴こえた瞬間は嬉しくて総毛だった。

人気コンポーザーはじめ様々なプロが手掛けたメドレー曲、ほんまい。

これは他のタイトルではプレイ不可ですもんね。あぁい。あぁ。あぁい。

 

それぞれのメドレー曲用に用意されているスペシャルなステージも、観客に向けてメドレー曲専用のパフォーマンス(客席に向けてアピールしたりスペシャルなダンスをしたり)をするキャラクター達も、ライブ感マシマシで非常に良かった。

 

それと、昔のタイトルの収録曲とかなかなか手が出せないから、メドレーに織り交ぜてもらって、ちょっとでも遊ばせてもらえたのが嬉しかった。

ニュートラル・メドレーの「恋スルVOC@LOID」とか軽く神々しい古典曲です。私にとっては。

 

【後日追記】

「恋スルVOC@LOID」はFuture Tone DXでも遊べることに遅ればせながら気づきました。しかしProject DIVA X HDのメドレー用アレンジは、そのレアリティとプレミアム感がプライスレス…素敵…と聴き比べてみて改めて思った。どっちもエェってことですね。はい。知ってたって?はい。ですよね。

 

ところでクール・メドレーのリンちゃんの可愛さエゲツないと思います。

自分のパートを歌い始める直前のドヤ顔なんなんですか。

カワイイー!!!!

いやいや同じクール・メドレーでのルカさんのドヤァ顔もカワイイけど!

ほんでセンターでドラムしばき倒してるミクさんもかなりギャップが良い。

ミクさんのパートをクールエレメントのスペシャルモジュール(マジェスティック・ストーン)を装備したカイトさんにさせるのも、ただのイケメンでカッコいい。

(クール・メドレーが好き過ぎて脈絡なし)

(公式がクール・メドレーをYouTubeに上げてたのでリンク貼ります)

www.youtube.com

  

スペシャルライブ』 でライブプロデュースを疑似体験

基本の収録楽曲を何度もプレイして貯めたスコアに応じて開放されるスペシャルライブでは、自ら3曲を選択して、登壇キャラクターもそれぞれ選択してリズムゲームに臨むことができます。

全曲・獲得済全モジュールから選択可能であり、各エレメントに属するモジュールの一部が獲得可能である…という要素が巡り巡って結局ちょっと面倒くさくて、遊び勝手は良いとは言えない。

 

しかしそれでも、それを補って余りある「ライブ感」が感じられるのが良かった点でした。

メドレー用に編曲されそれぞれの曲がリレーで演奏されて、さらに観衆の歓声もタイミングよく聞こえるように編集されているのが良かった。

ライブに行ったら、曲の盛り上がりに合せて観衆みんなで「オー!」とか「わー!」とか言うてるのが楽しいもんね。

 

ほとんどランダムドロップの新旧モジュールが300種以上

これつまり、300回ほど遊んで、その全てにおいて新モジュールドロップを成功させたらコンプリートできるってことですね………

…いや………それはフカノウッ!

だってランダムドロップやし!無茶言うなし!

 

ライブクエストモードでプレイしている際の各曲終盤のサビで現れる☆のボルテージをMAXにして、大型☆マークのスクラッチを成功させたら発生するモジュール獲得イベント。

初めて見た時アレにしか見えなかったよ。あの、セーラー服着て闘わはる中高生美少女戦士のアレ。

 

ただ、不思議なことに慣れてくると曲の終盤でキラキラリーンッて変身される演出が挟まると謎のデトックス効果があって楽しいんですよね。なんでやろ。

スコアアップのみを重視したモジュール・アクセサリー選択なので、別のモジュール(アクセサリーなし)にスッキリと変身してくれるのが気持ちいいのかもしれない。

 

エレメント別のスペシャルモジュールがブリリアント過ぎる

まさか全キャラにエレメント別のスペシャルモジュールが新収録されているなんて思わなかった。(購入前に入念な予習は避ける派)

どれもこれもカワイイいいいいい。

 

効率よく集めるにはモジュール固有の”スキル”を要活用

エレメント属性に合ったモジュール(アクセサリーも)を選ぶのもスコアアップのために大事ですが、レアモジュール・未獲得モジュールを出すために「レアモジュール獲得率UP」や「新しいモジュールドロップ率UP」などのスキルを優先して異属性のモジュールを選ぶのも一手。

私はこれが成功率高かったです。同属性モジュールにこだわってたら何度挑戦しても登場しないレアモジュールがいくつもあったんですよね。

 

プレイ曲と同属性エレメントのモジュールによるスコアアップがなくともボルテージをクリア水準まで上げられるのなら、

「レアモジュール獲得率UP」や「新しいモジュールドロップ率UP」等のスキルを高レベルで持っているモジュールでHARDとか遊んでみると、案外サクっとレアモジュールが出てくれたりするかもしれません。(責任はとれんが)

 

ちなみに高レベルのスキル持ちのモジュールはイベントライブで獲得できるケースが多いので、未所持の場合はまずコツコツ遊んでイベントライブを発生させるとよいかもしれません。

ベントライブで獲得できるスペシャルモジュールほんま震えるで…めっちゃ有用なんばっかりやでぇ…。

なんべんも言うけど見た目もカワイイしなぁ…。

 

ほんのちょっと不満点をいくつか

こうだったら良かったのになーといった程度のことなのですが、以下に羅列します。

 

モジュール獲得の進捗が一覧できないのは不便極まりない

300種以上もあると、獲得済・未獲得を一覧で見られないのは辛い。
公式サイトに全て公開されているので、確認する術が一切ないわけではないのだが。

モジュール | 初音ミク -Project DIVA- X
プレイしながらゲーム内で確認できないのはとにかく不便です。
せめて未獲得モジュールの数量をキャラ別で、エレメント別でもいいから確認できる機能とか欲しかった。
そしたら未獲得モジュールを狙ってプレイすることが気楽にできるから。

 

ミクさん以外のメインボーカル楽曲が少なかったのが残念

もちろんミクさんは誰もが認めるボカロofボカロなんで、楽曲が神懸かり的に多いことに疑いは微塵もありません。

ただ、他のキャラが輝く場面をもっと見たかった。

特にKAITO兄さんの出番がっ…極めて少ないっ。

ご本人ボーカルの曲、たった1曲やないですか!!(ニュートラル・メドレーは全員参加なので除外)

しかもあんな…バリバリのネタ曲!!(卑怯戦隊うろたんだー)いや好っきゃけど!!

KAITOさん映えまくってるオモロイ曲やけど!

イケメソよりのKAITOのモジュールとか使い道が限られ過ぎてて勿体ないな~と思いました。

 

まとめ

現在目下モジュールのコンプリートを目指してコツコツ遊んでおります。

 

リズムゲームは気分が乗った時に気軽に遊べるのが本当に良い。

今回長々と感想を書かせてもらった『初音ミク -Project DIVA- X HD』はこれまでの同シリーズ既出タイトルとは一線を画す「ライブ感」を感じさせてくれる一本でした。

このタイトルでしか遊べないメドレー曲、見られないモジュールなどありますので、同シリーズのファンには超ゴリ推ししたいタイトルです!

そして出来ることならPS4のHD版で遊んで欲しい。画像がホンマ綺麗なので。

 

以上です。

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