のりログ

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PS4『キングダムハーツ3』を遊んだので感想

やっとキングダムハーツ3(以下KH3)の本編を遊び終えたので感想を書きます。

筆者の主観ごりごり。ネタバレ不可避。ご了承ください。

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2020年3月2日現在、Amazonでは新品を¥3,150-で購入できます。

発売から1年以上経過しているので値下がりは当然かもしれませんが、それにしたって安いですね。

でも正直、値段がこれだけ下がって然るべきかなと、そう思えちゃうガッカリ感も味わえたタイトルでした。

全然面白くなかったわけではないですけど、もう一度やろうという意欲があんまり湧かない。

もっと面白いゲームにだって成りえただろうビッグタイトルゆえに、なんか勿体ない。

まずは不満に思ったことを以下に書き出します。

 

映画観賞ではなくゲームをしたいのに

あまりにムービーパートが長過ぎる。多く配された伏線の回収の為に長大な講釈パートが必要になってしまっており、説明的な、冗長な場面が延々と続くのには辟易した。

主要キャラクター達の心の機微を描くことに尺を延々と用いたかと思いきや、ご都合展開であっさりまとめ上げて消化させようとする展開が続いたり、そこの匙加減が上手くない。

特にストーリーの佳境までが前者の、主要キャラクターの些細なやり取りを大事に描き過ぎているように見えて、佳境以降のエンディングまでが「えっ都合良すぎて着いていけませんが?」と悶々としちゃうほどの怒涛の展開でした。

そりゃあ感情移入しちゃうようなキャラクターや見惚れる画面構成とか、そんなんも好物だからKHシリーズを遊ぼうと思うわけですよ。

でも、映画が観たくてゲームをする人がいますか?映像視聴で楽しみたいのが本義ではなく、コントローラーで登場人物を操作してゲームの中の世界を味わいたいのがこのタイトルのユーザーなのでは?

映画を観たけりゃ、私なら本家のディズニー・ピクサー作品を普通に観ます。

 

複雑怪奇の域に達した伏線配置に終わりが見えない

KH1のシークレットムービーを初めて観た時、わくわくしました。

この展開は一体……!?と気になって続きをプレイするのがとても楽しみだった。

しかしKH3まで来ても、この自然発生的(に見えるくらいドンドコ量産継続)な伏線は留まるところを知らないかのように、雨後のタケノコみたいにメインストーリーに食い込んでくる。

これではリラックスしてゲームに興じられない。

そもそも「心」とか「光」とか「闇」とか掴みどころのない概念が最重要事項のように掲げられた世界観で、もうつまり、わけわからん状態。

シリーズ3作目にまでなって新たな単語、隠された事実、そんなん要らんっちゅーねん。お腹一杯。

ストーリーを区切って終わらせて、不明瞭なところもスッキリ解決して、プレイヤーをデトックスさせて欲しかった。

それを楽しみにストーリーをなぞって遊んでいるのに!(笑)

 

極めつけ、最後の最後にまたもや!新事実が明らかになるムービー突っ込んできたもんね…。

その伏線ほんまに最初っから想定されてましたか…?急ごしらえではないよね…?

ルシュ!

 

一貫して御都合主義的な人格設定

KHオリジナルの登場人物はどのキャラにしたって御都合主義的に挙動し発言しているようで、キャラクターの質がイマイチ掴みづらくて落ち着かなかった。登場人物たちの人格が定まらず薄っぺらくなっているように思えた。

特に主人公ソラのキャラクターが掴みにくいという苦痛があった。

『主人公ソラはこういうキャラクター』とされている設定に忠実に従い過ぎているのか、画一的な物言い、融通の利かない(ように見える)態度、感情の起伏の捉えにくさを感じる一方で、

物語の展開の都合に伴って急にソラが感情的になったりするのがどうも受け付けなかった。

 
そもそもソラに感情移入する必要はないのだが、複雑なストーリー展開がこじれている所為で、物語の咀嚼の際に一体どの視点から見れば「分かる」のかが分かりづらいゆえに、
こちらも都合、主に操作するソラの目線になってみようとするが、そもそもソラの目線というのが掴めない。

主人公ソラといえば、

少年時分に異世界に飛ばされて伝説の武器とかの所有者になってしもて、”世界の命運”をかけた戦いなのか”心の在り方”を巡る戦いなのか”行方不明になった幼馴染”を取り戻すための旅なのか…結局のところ趣旨の掴めん旅を続けているうちに青年ぐらいに大きくなって、未だにアヒルと犬と旅を続けている。学校に行く機会も奪われているっぽい。(カイリはKH2で学生をやってる様子がちょっと描かれている)

身体能力は尋常じゃない高水準で、ついにKH3で重力の壁さえ超えた。

そして困難にぶち当たったら取り敢えず「俺がなんとかするよ」「絆の力は負けない」「光は闇に負けない」みたいなことを言い出す。

ついでに言うと、

元々いた世界にも戻ることができるようになっているはずなのに、実家に帰るそぶりさえ見せない。

帰れるんやったら帰れよお母さんに顔見せてやれよ。…KH1でオカン、声だけ出演してたやん。(おそらく需要のないソラとオカンの邂逅シーン)

 

読めないストーリーに読めない主人公で、ザ・置いてけぼり、でした。

 

また、御都合主義といえば、言及せずにおれないのは「真XⅢ機関」の面々。

ポコスカ倒しても…人間に戻るだけですって…?!「…またな。人間に戻ったら会おう」って

…って、

なんやねーん。死んでも蘇る特約ついてんのかーい。何気に最強やんそれ。

そして消滅?の間際にそれぞれが「最期の言葉」みたいなん発すんの不要やろー。

多くの機関員を復活再登場させたのに都合でサックリと再退場させといて、そういう要不要が不明瞭な伏線とかエピソードを匂わすなっちゅーねんまだるっこしい。

ほんでゼアノート長老、どないなってんねーん。

最後になって、なんで好々爺風を醸すねーん。

ソラもカイリをパリーンってやられた怨みどこに行ってもうてーんっ。

なに穏やかに最後の会話してんねーんっ。

スッキリしなさ過ぎ~。

 

終盤の怒涛の展開と置いてけぼり感にFF15のトラウマが蘇った

FF15やと、わざわざボートに乗って向かった水上都市で、首長かなんかエライ人と会談してから起こる一連のイベントからエンディングまで、ほぼ逸脱不可、据え置きされた本筋に拘束されたままでゲームを進めざるを得なくなりました。

KH3でもサンフランソウキョウのエピソードを終えて出航してから、まさに本筋に拘束される展開が続きました。

面白いゲームから眼も手も離せなくて能動的に(笑)ゲームに拘束されるのと、

理解の追い付かない展開に置いてけぼりにされつつ怒涛の展開に引きずられ続けて敷かれたレール(本筋)に拘束されるのとは、

全くの別物です。

 

KH3の終盤は、私にとって無印FF15のトラウマを思い出させるものでした。

「あの転換点までは順調に楽しく遊んでたのになぁ…」と終盤ずっと回顧させるところがそっくりでした。

 

ディズニー・ピクサー作品の世界観を楽しめたのは良かった

KHの本筋物語以外が楽しかったので、最後まで辿り着けたのだと思う。

ラストステージに至るまでのディズニー・ピクサー作品をモチーフにした各ワールドをウロチョロするのは楽しかった。

 

ディズニー・ピクサーの原作を尊重した世界観

既存シリーズ作品と比較しても群を抜いて、それぞれのワールドのモチーフになっている映像作品を尊重した構成になっていると感じました。

技術的な面、ハードのスペックに起因する面もあるかと思いますが、それぞれの作品の再現度が超高かったです。これには目を見張るものがありました。

さすが、本家のディズニーとピクサーが絡んでいるだけあるなぁという迫力を感じました。

(ネットで感想を摘まみ読みしていると、再現度低い、声優が違う、などの厳しい意見もありますが、映像作品である原作をモチーフに作られたビデオゲームであると思いながら見ると、多少の粗は有って当然なのではとも思います。結局のところ別作品であるのだと見なせば)

たとえばKH2だと、主人公パーティのソラ・ドナルド・グーフィーの存在感、縦横無尽にフィールドを暴れ回る楽しみがある一方で、それぞれのワールドのモチーフになっている作品の世界観や筋書きが少々おざなりにされている感が否めないところがあるように思えていました。

ファイナルファンタジーシリーズのキャラクターがドヤドヤ出てくる一方で、XⅢ機関の暗躍が逐一描かれたりで、登場人物が多過ぎたのも、モチーフ作品の元々の世界観をボヤけさせる原因だったのかもしれない。

今回のKH3にはそれがなかった。プレイし始めてしばらくしてから「あれ?スコール(FF8)出てこん?」って違和感(笑)を覚えて、でもまぁ必要じゃないもんな~と自分はスッキリ納得した。

ただでさえシリーズメインタイトルの3作目、主要キャラクターだけでも大所帯で、サブエピソードのキャラクターは削られた方が作品全体がスッキリするし遊び易いよね。

 

それでは各ワールドの感想を以下に述べます。

タイトルは「ワールド名」/ 作品名 とします。順番は筆者が訪れた順です。

 

『オリンポス』 / ヘラクレス

同シリーズメインタイトル全作に登場のオリンポスで、やっとこさゼウスが登場、天上の世界にも行けました。でも他の神様はほぼ出てこなかったね…まぁ出てくる必要は無かったけど…原作のファン的には見たかった…ヘラクレスの帰還を盛り上げてほしかったな。

なによりテーベの広い街並みを散策できるのが新鮮でした。それを思うと、KH1なんかコロシアムだけだったもんね…広くなったもんだ…。

初っ端のワールドにしてはかなりゴージャスなバトルシーンが多くて、タイタン族を一絡げに相手して戦うボス戦が楽しかった。

 

『トワイライト・タウン』/ 該当作品無し

一般市民で賑わっとるー!!!こんなトワイライト・タウンは初めて見たよー!

閑散としたイメージが塗り替えられた新生トワイライト・タウンは、しかし狭かった。

前作のことを思うとかなり狭い。街外れの屋敷にも入れないとは…。

あと「実際に会ったことはなくても友達だよな」ってくだり、普通に怖い。行き過ぎたファンタジーで、つまるところ妄想やん。

自分の模造データが異次元でお付き合いしてた見知らぬ誰かにそこまで熱情を持てるってめちゃめちゃ怖い。

ハイネ・ピンツ・オレットがロクサスに関心を持つのは分かるけど、「友達を助けたい!」ってとこまで一致団結盛り上がるのには無理があると思う。

友達みたいに写真に写りこんでる彼は誰?「知りたい」だったら分かる。

後者だと欲求として弱いから都合で前者のような謎のノリノリになったのかな。

終始「なんじゃこいつら感」が抜けなかった。

 

『トイ・ボックス』 / トイ・ストーリー

精密に再現された模倣世界にて心を持った玩具を囲い込み観察するヤング・ゼアノート、という設定にはナルホド~と思いました。それは持って行きどころが上手い。

KHでは『心』という大変つかみどころのない概念があぁじゃこうじゃとこねくり回されていますが、そこに持って来てトイ・ストーリーなんて「心を持った玩具の物語」やから擦り合わせが難しいのでは?と思っていたところ、上記の落としどころを作ったのはKHっぽい整合性の合わせ方だなと。

この場合、最大関心事はトイ・ストーリーの愉快な仲間たちと当該作品の世界観の中で共闘して暴れ回ることなので、細かいところはどうでもいいっちゃ、どうでもいいんですけどね。

ところであのゴスロリのボスめっちゃ怖いよ。ホラーだよ。

そして冒頭の人気ビデオゲームのPV、マボロシのヴェルサスを思い出す雰囲気でしたね。いいね。あーいう単純なストーリーっぽくてで面白そうな雰囲気のゲーム、やりたい。登場人物がやけにFF15の彼らを想起させるのは…あのファッションセンスゆえ?

ヨゾラがリクに似ている…のくだりは伏線なの?

メタなネタはちょっと味が悪い。そうでなければよいのに。

 

『キングダム・オブ・コロナ』 / 塔の上のラプンツェル

今現在の時世から見るとなんちゅうかなーな名前ですね。作品に罪なし。

原作のストーリーを忠実になぞるようなエピソードで、ラプンツェルたちとフィールドを探検するのが楽しかった。私自身が原作映画のファンで、特に英語音声がセリフも綺麗ですごく気に入っているので、なんとか英語音声にできないものかと設定を探してみたものの、そういう機能は見つからず…残念!

コロナ王国の街並みが特に綺麗でカメラ機能でバシャバシャ撮影して遊んでました。

こんな国へ旅行してみたい、ホンマ。

ユージーンの命を救うためラプンツェルが魔法を用いようとする場面はもう原作本編さながらで、ついホロリと感涙。

 

『モンストロポリス』 / モンスターズ・インク

原作は未観賞ですが、すんなり原作の世界観を楽しめた。

ブーちゃんがカワエエ~。

エピソードにくどいところがなくて良いわね…って思ってたら最後にヴァ二タスが登場しちゃってウザったいなぁと思ってたらサリーがぶっ飛ばしてくれて、

ヴァニタスは一体、強いんか弱いんかよく分からん噛ませ犬感を全開にして退場していきましたね。何しに出てきたのもう。

13の数合わせなん?そうなん??もしくはソラと対面させて動揺させたかったん?どうなん?

 

『アレンデール 』/ アナと雪の女王

これに関してはモチーフ作品の原作を大事にし過ぎの感があった。

まさか、松たか子ボーカルのあの曲(ありのーままのー♪)フルコーラスのみならず、雪だるまつくーろー♪まで挿入されてくるとは思わなんだ。

「え、え、フルコーラスなの、マジで??」って口走って後、お唄の場面が終わるまでお口ポカーンでした。

いやそら、あのシーンは象徴的シーンやけども!まさか全部挿入してくるとは…ヒット作やから?

それと、上記の人気シーンとか人気キャラのオラフをピックアップした小エピソードが挟まっているからか、KH登場の『アレンデール』ワールドのエピソード自体は薄く感じた。

いくら大ヒット作やったとはいえ、原作を観たことのないプレイヤーにとっては着いていけない展開だったのではないかなぁと思う。

それと本筋には全然関係ないけどラクシーヌの披露する能力がブッ飛んで高性能で驚愕でした。電撃のみならず、天候まで操ってしまうなんて…X-MENの最強エスパーみたいな…。あれ普通に戦っても勝てるキャラやなくなってしもとるやん。

なんであんな強力なスキルを発揮できるラクシーヌが終盤あっさり負けてくれるん。

納得いかん。

 

『ザ・カリビアン』 / パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド

船を繰って大海を冒険するのが楽しかった一方で、船を相手にしての戦闘がなかなか上手くクリアできずに一瞬心が折れかけたのもひとつ。

蟹を集めたら船が強くなるってなんやねん、って思ってたらエピソードの最後で船が蟹の集合体であったことが明かされましたね。あれってモチーフ作品の原作を全部観てたら理屈が分かったんだろうか。(最終章のみ未観賞)

実際の俳優をかなりリアルに再現したキャラクター達に混じってグーフィーとかドナルドが割と違和感なく画面に存在しているという謎のミラクルがずーっと起こっていて、すごいなーと普通に感服した。キャラクターそれぞれの見た目、表面の質感を揃えることで違和感を抑えているのかな~とか、知識のない頭で想像しました。

キーラ・ナイトレイだけちょっと再現度のクオリティが低かったのは何故?

 

『サンフランソウキョウ』 / ベイマックス

前述の海賊世界で手こずった所為でソラのレベルが上がり過ぎて、バトルがイージーモードになってしまったのがちょっと残念だった。(かと言ってEXPゼロとか選択するほどストイックでもない)

ヘッドセットを着けたら街中をトレーニングに活用できる!っていうのが全く理屈で納得できず、する必要もないから何となく遊んでたけど、お蔭でこのワールドのエピソードへの印象は激しく薄い。作業ゲーと化してたんだろう多分。

過去リクの登場は胸が悪くなる感じで、「まだ彼出て来るの?」っていうのが正直な感想。あんなにリクを生産したらまるでゼアノート長老やん。

さくっとパラレルワールド的展開が垣間見えるのもどうも気色悪い。

せっかくモチーフ作品から沢山登場人物が出てるんやから、もう少し原作ベイマックスにちなんだエピソードを深堀して欲しかった。

 

『キーブレード墓場』 / 該当作品なし

バースバイスリープ以来の訪問。画面に映っているのに叩けないハートレスや、突然ちょこざいになる光の戦士やら、小粒なトラウマを与えてくれた思い出の地。

バースバイスリープの時のキーブレード墓場の方がよっぽど良かった。

 

『The Final World』 / 該当作品なし

「は?」で始まり、「はぁぁぁ?」で終わった世界。

ソラもイモータルなんやね…って結局なんでもアリやないかーい。一連のソラ収集作業がホンマに意味不明で、もうえぇからはよ次いこうよ…って虚しくなった。ノーバディの気持ちが分かったかもしれないくらい虚しかったと思う。

誰かが願うだけで命が救われるとか与太話が過ぎる。カイリのヒロイン感を押すのは分かるが、ファンタジー過ぎて着いていけない。

 

『スカラ・アド・カエルム』 / 該当作品なし

過去の回想ムービーの登場だけで十分だったと思う。

「また新出世界が来ちゃうって、終わる気あるのかこのゲーム?」って疑念を持った。

実際、続編を作る意欲はアリアリって感じですよね。

これまでがダークシーカー編っていう一連の叙事詩だったと知った時のガックシ感。

解釈作業が大変でもう、プレイヤーの参入障壁が高くなる一方だと思うんだけど…。

ほんでこの新出世界の時勢はどこにあるんー。エラクゥスはなんで出てくるんー。

街並みベッキベキのボッコボコに潰されてたけどどうなってるんー。

考えへんのが勝ち、なんやろうか。

 

その他、小粒な小感想

呟きたいだけの感想を書き連ねます。

 

ニューセブンプリンセスって表現

マールーシャがサクっと再登場して「えっ復活できんの?」とかウブ?なリアクションしてたプレイ序盤、多分この表現を聞いたよね。

セブンイレブンの新しい形態かと思った。そういうシャレかなってしばらく悩んだ。

 

カイリとアクセルの修行

具体的に何をしていたのか全く伝わって来ない心温まる風の映像が続く中、カイリの天然プリンセス感とアクセルのガッカリ感が伝わってくる一連の時間でした。

アクセルが魅力的だったのは、悪役だったからなんだなーってよく分かった。

今作でも引き続きヴィランらしく在って欲しかったな。

あれじゃただのエェヤツよりの女々しいヤツやん。

 

スマホの配布

どこから電波を飛ばして通信し合っているのか。光の戦士とされる登場人物たちがサッとスマホ(ゲーム内ではモバイルポータルという名称)を取り出し通話する様を思い浮かべると「便利な時代になったね」以上の異和感を覚えてしまう。

これがバースバイスリープの時(およそ10年前)にあったら、悲劇のスレ違いは起こらへんかったやろね。物語が本末転倒。

光の戦士だけじゃくて、イェン・シッド様に持っといてもうたほうがえぇんちゃうかな。絶対に便利。都合がいいはず。

そして賛否両論あるカメラ機能ですが、私は結構楽しく使いました。

美麗に再現されたディズニー・ピクサー作品の世界を撮って回るのが楽しかった。

キャラクターによってはカメラに向けてポージングもしてくれるので、ヘラクレス上腕二頭筋を狙ってみたり、ゼウスと自撮りしてみたり。

観光気分丸出しで楽しみました。

 

アイザの人間バージョンが衝撃

いやその少年みたいな服…大型ローカルスーパーで整いそうなコーディネートでヤングな友達たちとアイスを食べたり砂浜でフリスビーしてる絵面…ヴィジュアル系な見た目…。

恐怖!!!見た目年齢もうちょい上に見えるから…。

 

ゼムナスがイケメン

人格設定崩壊してる気がするとか、だんだん雑魚キャラみたいな雰囲気が漂うようになってきてるのに戦うとやっぱりウザイ強さもあったりしてとか、

そういう諸々が、ゼムナスがイケメン過ぎて雲散霧消。

声も見た目も格好良い~。

 

ロクサス・シオン・ナミネの復活

復活じゃなくてオリジナル本体からの分離、ではないのか?と思う。

そしてこれが成功することによってオリジナル本体のソラ・カイリに何の負担や影響も無い、ように描かれているのがちょっと納得いかない。

キーブレード使いとしてのソラの能力を、ロクサスとシオンで奪い合ってへんかったっけ?(358/2days

ほんでノーバディがいるということは、対のハートレスが存在するということではないのか。

なんだかな~。

 

フュージョン!なキーブレードがありましたが

ソラ・リクが闇堕ちアクアとの邂逅の際に共闘して、なんか出してましたよね。

ボタニカル~なデザインのキーブレード、あれは一体なんだったのか。

Xブレードの一種と言われたら信じちゃいそうな見た目してたけど、ちゃうよね。

すっきりせん。

 

美少女戦士セーラームーンを思い出した

光の戦士がダークなテラにポコスカ倒されまくって、心が折れたソラをかばってリクが散るシーン。

めっちゃ強い敵キャラに味方が一網打尽にされていく中で、本気出したら勝てるやろ?っていうセーラームーンが心折れちゃってるという理由で追い詰められてピンチに陥る…っていう、お子様時代に何度も観た展開を思い出した。

ソラが本気出したらテラに勝てたのかどうかは、未知ですが。

ところでダークテラの悪顔めっちゃかっこよかった。善テラより好き。

 

感想まとめ

概ね楽しく遊べたが、如何せん本筋のストーリーに魅力を感じなくなってしまっているのでDLCに手が伸びそうにない。

ディズニー・ピクサー作品をモチーフにしたワールド探検やったら、まだもう少し遊んでみたいかなという気もする。

放置しちゃってるユニオンクロスを遊ぶのも一つかなぁ…。

(でも他に遊びたいゲームがテンコ盛りあるしなぁ…。)

でもユニオンクロスもとんでもない伏線とかネタを仕込んであるゲームみたいだし…。

 

やっぱり、ごっちゃごちゃ考えさせられず、胸襟開いて楽しく遊べたKH1が恋しい。

もしもキングダムハーツ4が発売されてもきっと、あのKH1で体験した面白さは体験できないんだろうなと思う。

まぁもし発売されるにせよ何年後のことになるのか予想もつかない。

また気が向いたらコロナ王国とかアレンデールとか探索しようと思います。

 

以上です。