ハラスメントって知ってる？ってオッサン多いよねと思う話

先日、職場に現れた同業他社の還暦のおっちゃんが、仕事のトラブルをつらつら話し終えてから言った。

「ところで…ちょっと自分肥えた？うふっ」

ん？

…あれ、お会いしたことありましたっけ？

「ほら～！前に○○○の仕事の相談さしてもろた時に会うたやん！」

えーっと、そういう相談お受けしてお答えしたんは覚えてますけど…

「あの時よりさぁ、ほら、なんかちょっと肥えたんちゃう～？？」

瞬間、思考停止。

言葉を発する気力を失って、その後、口だけの笑顔でおっさんを社外までお見送りしました。

いや全然覚えてへんわこのオッちゃんに会うたこと。

それよりなにより、少なくとも２回しか会うたことない人間の体格の変化を唐突に指摘する言動があまりに失礼やってこと、この人分からへんの？

そんな物言いして許されるのは、相当に親密な間柄のみやで？

いやどれだけ親密であろうと、時と場合によっては絶対あかん。

自分の親と年変わらんこのオヤジは、一体なにを見て聞いて生きて来よったんや？

アホ過ぎる…。

ちなみに私は、おっさんの言った時分より、６ｋｇ程減量してます。

太ってるって他人に言われるのが嫌で、試行錯誤の努力をしてます！

主観で人の見た目どうこう言うのに口さがない人には、どうでもいいことやろうけどね！

軽口で見た目のことを言われて、食欲どころか気力を減ずる場合もあるっていうことを、こういう阿呆な人間にどうすれば知らしめられるんだろう…と考えた。

10数年程むかし、テレビで有名なお笑い芸人が「デブが飯食ってるの見ると『お前は食うな！死ね』って思うわー」って言ってたのを見た衝撃を久しぶりに思い出した。

（その発言が衝撃的過ぎて未だに忘れられない）

ただ、ハラスメントに当たる言動や行為って外見に関わることのみにとどまらない。

社会的立場だったり、学歴だったり、家族のことだったり、人それぞれ抱えているものが違うので、ありとあらゆる人々を全く傷つけない言動なんてものは存在しない。

だからこそ、せめて軽率な言動には気を付けるのが大事なのである。

というわけで、今回の不躾なハラハラおっさんにそれを知らしめるなら、

「あれー？○○さん、ちょっと身長、縮みましたぁ？ほらぁ、なんか視線が前より低くなってますよ～目が合わなーい」

とでも開口一番、私が言えばよかったのかもしれないが、同じ土俵に立つのも癪なのでモチロンそんなこと言えるわけもない。

「もーやだぁーそんなことないですよー！」

とでも言って濁す場合もなくはないが、そこまでして相手の発言を拾う義理もない。

そして発す言葉を失い黙りこくったのである。

そうしてハラハラおっさんは私のことを「冗談の通じひんやっちゃ」ぐらいにしか思わず、更なるハラハラが生み出され続けるのでしょう…。

もうあのオッサンと会うても極力会話しんとこ。

以上です。

のりログ